海上保安庁もデジカメで証拠写真 ― 2009年08月07日 00時00分00秒
少し前の記事だが、海上保安庁がデジカメで証拠写真 警察に先駆け(山形新聞 2009年08月02日16:08)によると、
海上保安庁は3日から、裁判所に提出する事件・事故の証拠写真をデジタルカメラで撮影する。警察庁も本年度中の全国導入を決めているが、捜査機関での実施は初めてで、海保は「コスト削減のほか、捜査の迅速化につながる」と期待している。
海保関係者によると、デジカメで撮影した画像は編集や書き換えができるため、捜査機関は、これまで一眼レフのフィルムカメラを使っていた。この中で昨年、メーカーが、書き込みデータが瞬時にロックされ、改ざんや消去ができないメモリーカード(記憶媒体)を開発。対応する専用デジカメも発売された。
海保は検察庁と協議し、証拠として公判にも使えるとの結論に達した。
昨年、海保が送致した事件は約8千件。フィルムは計約4万本、経費は約2800万円に上る。現像費のかからないデジカメを導入すると、年約800万円のコスト削減が見込める。
また、これまでは現像とプリントの約9割を外部に委託、「保安部から最寄りの写真店まで車で1時間かかる地域もあり、写真を添付する書類の作成には時間がかかっていた」という。
全国の巡視船艇や保安官にデジカメ計約1600台を配備。証拠能力を高めるため、専用のプリンターでプリントする。
とのことだ。
警察のデジタル化とあわせてフィルムの需要が激減しそうな感じだ。
「現像費のかからないデジカメを導入すると、年約800万円のコスト削減が見込める」なんていうが、そのデジカメは何年使えていくらするものなのだろう。次々と新しいカメラに買い換えないといけないのなら、コストが年間800万円削減できるという計算もあやしくなる。
こうなったら、どこかの海賊が一瞬でフラッシュメモリの内容を消してしまう攻撃をするぐらいにならないと、フィルムに戻ることはないんだろうなぁ(笑)。まあ海賊は証拠を恐れることはないと思うのだが(笑)。
書類の作成に時間が掛からなくなるんなら、海上保安庁職員の削減も見込めるんですかねぇ(笑)。そうはならんでしょ。
まあ、我々アマチュアが淡々と使ってフィルムを残していくしかないんでしょうな。一見どうでもよさそうなありふれた日常もフィルムで撮って、海賊の電磁波攻撃で過去の日常が消されないようにしよう(笑)。
「証拠能力を高めるため、専用のプリンターでプリントする。」とか、内容がよく分からないところもあるので、アサヒカメラ・日本カメラなどのフィルムにも拘っている雑誌は是非取材して詳しく報道してくだされ。
写真を追加。写真は記事とは関係ない。
ブルートレインきらめく紀州路号(EF58 + 20系客車?):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、フジカラー、SUPER COOLSCAN 5000 ED
撮影年が不明で、自分でも撮ったことをあまり覚えていない。他の写真に381系が写っているので1978年頃ではないかと思われる。友人に誘われて付いていって撮ったものと思われる。場所は国鉄阪和線の大和川鉄橋(杉本町-浅香間)だと思う。
「ブルートレインきらめく紀州路号」というのも、ヘッドマークに書いてあるからそう書けるのであって、そんな列車知らん(笑)。たぶんあまり長く走っていなかった臨時列車と思われる。フィルムもFUJICOLORとしか書いていないネガフィルム。
しかし、EF58機関車の番号が分からないぐらい巨大なヘッドマークとか(しかも看板はでかいのに字が小さいとか)、端の車両が座席車とか(後ろの方は屋根の高さから寝台車だと分かる)、なんとかならんのか…という感じだ。端っこはナハネフ22 とかカニ21とかでなきゃいやーん。【追記】調べたら14系だという複数の記述を発見した。ということはきらめく紀州路号は急行じゃなくて特急だったのか。急行かとおもって20系かなと思ったのだが、たしかに14系っぽい。実はよく分かってない。きらめく紀州路号はネット上の情報少ないなぁ。【追記ここまで】
【さらに追記】
写真を見ていて段々と思い出してきた。この写真は下の方があまり写っていない。それは、撮影場所が土手で下にカメラを振ると草が写ってしまうからであった。草ボウボウの土手で、草の前に出ると土手から落ちてしまう。ハスキーの脚の長い三脚と脚立が必要だということが、いまなら分かる(笑)。
【さらに追記ここまで】
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