神を感じさせるフィルムカメラの描写力(アンディ・サマーズ) ― 2009年07月21日 00時00分00秒
今月は20日が祝日で19日が日曜日であったので、カメラ雑誌は18日の土曜日発売であった。
さて、そのアサヒカメラ2009年8月号の記事なのだが、「デジタルで楽しむモノクロの真髄」という記事がある(同125ページ~)。デジタルで何を撮ろうがどう処理しようがひとの勝手だし、表現の手段が多いのはいいことだと思う。しかし、しかしだ。「モノクロの真髄」はないだろう。そんなこというのならモノクロフィルム使えと言いたい。編集者が勝手に付けたタイトルなのだろうが、これには反発する。モノクロフィルムをたまにしか使わないし自家現像もダークレス以外はやっていない私が言うのもなんだが、モノクロフィルムを使え!喝だ喝っ!
そこで、同じ号に載っていたイギリスのロックバンド「ポリス(The Police)」のメンバー、アンディ・サマーズのインタビューの言葉をアサヒカメラ編集部に贈りたい(笑)。
―撮影にはデジタルは使わないのですか?
デジタルで撮ったものは情報にすぎない。フィルムカメラこそは魔法なんだ。これは化学(ケミストリー)だ。フィルムカメラっていうのは、光があって、銀があって、そして自然の作用……つまり神の業なんだ!被写体の肌触り、豊かさが写る、それが魔法なんだ。本当に魂がこもっているのはライカだし、フィルムなんだ。
あの有名人のお宝カメラ67「アンディ・サマーズさん×ライカM6」(アサヒカメラ2009年8月号164ページ)
ありがたいお言葉。預言として額に入れて飾っておきます(笑)。
写真は記事とは関係ない。野毛山:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F11、1/500sec、L37c、Kodak T-Max 400 (TMY)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED
最近のコメント