Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>修理完了2009年06月12日 00時00分00秒

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>のM-Aリング修理後

M-AリングのロックがA位置で掛からないために修理に出していたAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が修理から帰ってきた。

金額は税込\ 12,684であった。ただ、この金額にはピントリングの感触不良の修理代金も含まれているので、M-Aリングのみの修理代金ではないのでご注意願いたい。【追記】内訳を書いておこう。工料が9,900円で、交換部品代が「MF環部組」が1,750円、「AM切替え環」が430円(いずれも税抜き)だった。M-Aリングの修理だけならば9,800円 + 430円 = 10,230円(税込10,741円)ということになる。【追記ここまで】

問題のM-Aリングは、見た目も少し違っていた。最初に付いていたM-Aリングは艶のあるプラスチックだったが、修理後は艶のないプラスチックになっている。Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は鏡筒外観もプラスチックだが、梨地になっているので最初に付いていたM-Aリングはちょっとデザイン的に浮いていたし、誰が見てもプラスチックっぽい質感だったので高級感を損ねていたが、交換後のM-Aリングはマット処理されていて(梨地ではない)、レンズ全体の高級感も増した。

ピントリングの件は、「引っかかり」と以前書いたが、厳密に言うとピントリングが引っかかっているのではなく、無限遠から至近方向に回したときに途中でコツッという音がなってピントリングにその振動が伝わる箇所があったのだ。ピントリングの回転自体に引っかかりがあったわけではない。もしかしたらフォーカスリミッターの機構が関係していたのかもしれない。

F-501の試写もしなければならないので、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>も試写してくるとするか。この週末雨らしいが…。そしてなぜか今日は天気がいい・・・。

【関連】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>のM-A切り替えリング故障 ― 2009年06月04日
Nikon F-501、ニコンサービスセンターでなぜか自然治癒というニコン伝説 ― 2009年06月08日

コメント

_ ノーネームしたん ― 2009年06月12日 22時21分26秒

F-501直ってない可能性も・・・・。
修理に出して高級になって良かったんじゃないかと、でもM-Aリング壊れやすいんだとまた・・・・、梨地のやつが壊れ対策品だと良いんですが。
ピントリングの件は何が原因だったのか、また同じ症状にならないと良いんですが。

_ しがない写真屋 ― 2009年06月13日 15時00分37秒

ご無沙汰してます
http://shop.nikon-image.com/front/ProductVBA140AJ.do

ネタ違いではありますが・・・・

_ D50. ― 2009年06月14日 18時11分00秒

始めてコメントさせていただきます。(長文)
Sigma28/1.8(初期型)を中古で購入以来、”Haniwaのページ”を知ってからほとんど毎日拝見させてもらっています。これまで素人の私がいろいろと機材のことを勉強できたのもHaniwa様のおかげです(感謝)。

さて、今日はF3(半年前に中古で購入)をO/Hに出しましたので参考までに結果を報告しておきます。(福岡SC(土日も営業してほしい!)に持ち込み。代引きで宅配)
【内訳】
工料  18,700円
部品代 3,940円
     (3,610円)巻き上げ基板 40FB-FA2-381-1
     ( 220円)レリーズクリック板 40FB-748-1
     ( 110円)Mロック釦   40FB-744-2
加工/商品代 200円
運送料    1,000円 
消費税    1,192円
合計     25,032円
【処置内容】(記載内容を転記)
オーバーホールをいたしました。前板分解清掃および各部注油 電気回路点検清掃調整 各精度点検調整 各接点部点検清掃調整 各作動部点検清掃調整 ご指摘の操作釦を補充いたしました。 枚数計作動不具合のため枚数計部の部品を交換いたしました。 モルトの交換をいたしました。     (6/5にSCに預け6/13着)

D50.:コメント ペンタ内のごみ(カビ?)はすべて取り除かれていました。(当然か?でも満足)また、宅配の梱包はダンボールにエアーキャップ+緩衝材できっちりされていました。

_ Haniwa ― 2009年06月15日 09時15分34秒

■ ノーネームしたん様
F-501、私もそんな気がしています。週末にPAP Fで試写してきましたので上がりをみてご報告します。

ニコンの点検の結果が正しければ、私の持っている他のカメラが基準値よりも1/3ほどアンダーで、F-501が1/3ほどオーバーなのかもしれませんね。それだと両者とも許容値でかつ2/3ほど違ってきます。ただその場合、リバーサルの結果がかなりオーバーだったことの説明が難しくなります。

主に使ったDistagon T* 2/28 ZFの絞り羽根に異常がないようでしたら、難しく考えずにISO感度設定で誤魔化して使うことにします。

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は対策品だといいんですが。また壊れて1万円とか嫌ですものね。

ピントリングの件はAFだと何の問題もない(音も鳴らない)ので、MF時のみ動く部分の故障だったんでしょうね。

要するにこのレンズはAFのみで使うのがよくて、MFに切替えると故障しやすいということなんでしょうか(笑)。困ったものです(笑)。ニコンらしくない(笑)。まあ、中古で買った物ですし、シリアルナンバーから推測して製造してから10年近く経つようですし、無茶言ったらいけないのかもしれません(笑)。

■ しがない写真屋様
私もそれ、気になりました。D40のときの方が気になりましたが。D40の場合は写りが気に入っていましたので、ボディ内AFモーターさえあれば買っていたかもしれません。私の場合手持ちレンズがすべてMFになってしまうので、あのファインダーでMFはちょっとしたくないので、安かったですけれども見送りました。18-55 II は一緒に買うべきなんでしょうね。

さすがにD3やD700はこういう売り方はしないんでしょうか(笑)。

■ D50.様
はじめまして。

いえいえ、私はそんな…。Sigma 28mm F1.8 I は気に入っていたレンズでした。ボケはあまりきれいではなかったですが、なぜか許せる感じでした。ウレタン?ゴム?系の塗装がベタベタしてきて、最近あまり使っていないのです。光学系は問題ないので惜しい気がします。

F3オーバーホールのご報告ありがとうございます。F3はもう何年も修理に出していないので、最近の金額がわかるのはありがたいです。

フィルムカウンターが故障しましたか。わたしのF3もそれで修理兼オーバーホールに出しました。F3の弱点のひとつかもしれませんね。MD-4と一緒に使えばMD-4にもカウンターがあるのでフィルムカウンターがなくても大丈夫ですが(笑)。

ファインダーDE-2やDE-3などの掃除は実は自分でも出来るぐらい簡単なのですよ。えい出版社のムックにF3のDE-3の分解図面みたいなのが載っていたので、自分でねじを外してペンタカバーを開いてブロアで吹いたことがあります。ボディの液晶表示を光学的に読みとるところに小さな埃が乗っていて気になっていたので自分で開けてみました。よいこはマネをしない方がいいとおもいますが(笑)。

梱包材はうちのもレンズの何倍もあるようなすごい大きな箱で緩衝材に埋められて届きました。これは安心です。事前にWebで修理受付すると、送り返してもらうときの送料が無料になります(持ち込み修理依頼の場合でも)。

_ しみきん ― 2009年06月18日 16時51分15秒

Haniwaさま

連絡が遅くなってすみません。以前コメントしたしみきんです
AF 80-200 F2.8DのAM切り替え環の交換を終えたレンズが手元に戻ってきましたのでその報告です。

まずは、すいません・・・・先日コメントに記載した見積額はまちがっておりました。
正しい見積額と修理を終えて請求された金額は下記の通りです。

<見積額>
工料:9,900円
部品代:1,400円
合計金額:11,865円(税込み)

<請求額>
工料:9,900円
部品代:2,180円
調整金額:780円
合計金額:11,865円(税込み)
その交換部品内訳ですが・・・
MF環部組:1,750円
AM切替え環:430円

サービスセンターへの作業依頼内容はAM切替環ロックボタンのテンションが下がってルーズとなり、AF側でロックが利かなくなった点の修理でした。
受付では担当の方が、まずはレンズ単体で点検。フォーカスリング、ズームリングの作動、外観、付属品のチェックと、センターで所有しているF5へ装着して、AF絞りなどの作動状態など合わせてチェックしてくれました。
その結果、AM切替環の作動以外にもMFリングの回り方に引っかかりがあると指摘されました。
(私はそれ程不具合とは感じておりませんでした)

修理が終わった現品の請求書を見るとHaniwaさんと全く同じ修理内容で、AM切替環はツヤありからツヤ消しのタイプに変わっている様に見受けました。(忘れてしまいましたが、新品当初はツヤ消しで使い込む内にツヤが消えてしまったとも考えられますが。)
ただ、厳密に測った訳ではありませんが、AM切替環のロックボタンの直径がほんの少し大きくなった気がします。
(てことは対策済み改良品使用??)
その作動はロックボタンのテンションも高く、きっちりその部品の役目を果たす様になりました。
MFの作動も滑らかになりました。しかも心憎い事に本体についているレンズ名プレート少し剥がれて浮いて所もさりげなく修理してくれていました。ありがたいお話です。

次はお金が溜まったらF3のオーバーホールを考えていますが、サービスセンターの担当の方は上限で3万7千円ですと言われ、金欠の私は少々躊躇しております。「そろそろ修理対応期間が終わりますのでできれば早いほうが良いですよ」とも言われましたので、悩み中です。

以上です。少しでも皆様のお役に立てれば。

_ Haniwa ― 2009年06月19日 08時59分35秒

しみきん様
詳細なご報告ありがとうございます。

結局全く同じところを修理されたわけですね。AM切替え環に比べるとあまり有名ではないですが、MF環部組というのもAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>の弱点なのかもしれませんね。わたしのも修理後はMFが非常にスムーズです(MFレンズには及びませんが)。

見積もり時にMF環部組がなかった分、見積もり額以上には請求されませんから少しお得でしたね。

AM切替え環は対策部品みたいなのになっているといいのですが。どうなのでしょうね。MFもよく使うので、対策されていて当分壊れないことを祈ります。一番最悪なのは生産終了後部品払底後に壊れることですが(笑)。次に壊れるのだったら部品払底前にしてくれ~(笑)。

F3のオーバーホールですが、上のD50.様へのコメントの中でフィルムカウンターと同時にオーバーホールというのは記憶違いでした。フィルムカウンターは買ったお店の保証で直して、保証が切れてからオーバーホールに出したのでした。

上限3万7千円ということですが、おそらくそこまでは行かず2万円台前半で収まると思います。私は液晶が薄くなってきているのを指摘されてその部分を交換してもらいました。交換前でも十分に液晶の文字は読めましたが、交換後とは明らかに違います。中古のF3でも実用上支障のあるほど薄くなっているものはみたことがないですが、新品部品に交換した自分の液晶からすると、薄いものはかなり見かけますね。

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