歴代Nikkor 20mmレンズとCOLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II ― 2009年02月17日 00時00分00秒
COSINA Voigtlander COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Aspherical(ちょっと名前長い)が発売されるので、ニコンの歴代20mmレンズとスペックを比べてみた。
レンズ名 | レンズ構成 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 絞り羽根枚数 | 最大径×長さ・重さ | 定価(税抜き) | 発売年月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Voigtlander COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Aspherical | 6群9枚(非球面レンズ使用) | 0.2m | 52mm | 9枚 | 63×28.8mm・205g | 未発表 | 2009年2月予定 |
Ai AF Nikkor 20mm F2.8D | 9群12枚 | 0.25m | 62mm | 7枚 | 69x42.5mm・270g | \72,000 | S:1989年7月、D:1994年3月 |
Ai Nikkor 20mm F2.8S | 9群12枚 | 0.25m | 62mm | 7枚 | 65×42.5 mm・260g | \81,000 | 1984年12月 |
Ai Nikkor 20mm F3.5S | 8群11枚 | 0.3m | 52mm | 7枚 | *63×50mm・235g | \52.000(生産終了) | 非S:1979年3月、S:1981年11月 |
Ai Nikkor 20mm F4 | 8群10枚 | 0.3m | 52mm | 7枚 | *63.5×42.5mm・210g | \51.000(生産終了) | New:1974年11月、Ai:1977年3月 |
Nikkor-UD Auto 20mm F3.5 | 9群11枚 | 0.3m | 72mm | 7枚 | 75×**69.5mm・400g | \40.000(生産終了) | 1968年1月 |
Ai Nikkor 20mm F2.8SとAi AF Nikkor 20mm F2.8Dは現行品である。光学系は同一と思われる。Ai Nikkor 20mm F3.5Sは1981年発売で既に生産終了である。非SのAi Nikkor 20mm F3.5は1979年発売(既に生産終了)。Ai Nikkor 20mm F4は1977年発売でこれも既に生産終了。
Ai Nikkor 20mm F3.5SとAi Nikkor 20mm F4については、レンズ径のデータが見つからなかったので*としてある。*【追記:2009年2月18日】SHIDA様から情報をいただいたのでレンズ最大径とNikkor-UD Auto 20mm F3.5を追記した。SHIDA様ありがとうございました。**Nikkor-UD Auto 20mm F3.5の長さについては手元の資料とSHIDA様のデータが一致せず、長い方を記載している。【追記ここまで】長さはニコンのレンズについてはいずれも先端よりバヨネット基準面までの長さである。
【追記:2009年2月18日】定価については、現行品は現在の価格、生産終了品は発売時の価格。【追記ここまで】
こうやって見ると、COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Asphericalはフィルター径が52mmなのに、フィルター径62mmのAi Nikkor 20mm F2.8Sとレンズの径があまり変わらないようだ。ただ、COLOR SKOPAR は過去のNikkor 20mmのいずれよりも薄いレンズであるのが特長だ。
CPUのありなし(COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II AsphericalとAi AF Nikkor 20mm F2.8DはCPU内蔵、Ai AF Nikkor 20mm F2.8Dはさらに距離情報もあり)、爪のありなし(Ai Nikkorは爪あり、Ai AF Nikkor 20mm F2.8DはニコンSCで爪追加可能)、ヘリコイドの感触・AF可能か(Ai AF Nikkor 20mm F2.8DのみAF対応)、薄さなどで選択肢が増えるのはうれしい。コンパクトで気に入っているAi Nikkor 20mm F2.8Sユーザーの私としてはCOLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Asphericalは微妙な存在だなぁ。
【参考追記:2009年2月18日】
ニッコール千夜一夜物語第二十夜 Nikkor-UD Auto 20mmF3.5から(new)Nikkor Auto 20mmF4へ~超小型を目指した超広角レンズ~
最近のコメント