コダクロームの海外現像国内受付は非公式に続いていた ― 2009年01月25日 00時00分00秒

しがない写真屋様からいただいた情報で、コダックのプレスリリースで、コダクロームの海外現像国内受付(取り次ぎ・仲介)を非公式にまだ続けていたが、それを2009年2月28日で終了したいということだそうだ。
コダクロームフィルム処理ご希望のお客様各位(コダック株式会社コンシューマービジネス事業部)(PDF 21KB)
しがない写真屋様、いつも情報ありがとうございます。
コダクロームは、まだ海外では発売しているのだが、日本国内での販売は既に終了しており(コダクローム64・コダクローム64プロ、ついに国内販売終了 ― 2006年12月13日参照)、また国内の現像所も既にコダクロームの現像をできる設備はなく(コダック、再度コダクロームフィルムの国内処理終了を告知参照) ― 2007年11月01日)、世界中でただ一つの米国カンサス州のドウェイン社(Dwayne’s Photo)の現像所へ送る仲介も公式には終了していた(コダクロームの海外現像仲介業務を2008年9月末まで延長 ― 2008年06月16日参照)。
2007年春にコダクロームフィルムの国内販売を終了し、国内処理サービスを2007年末に終了して以来、現像所であるケイジェイイメージング(株)の協力により、同社を通じて世界で唯一コダクロームフィルム処理が可能な、米国カンサスのドウェイン社(Dwayne’s Photo)への仲介サービスを行ってまいりました。
販売終了から1年以上経過し、処理本数が激減してまいりました昨年6月時点で、海外送りサービスを終了させて頂く旨ご案内しておりましたが、一部の熱心なコダクロームファンからの強いご要望もあり、その後も現在まで非公式に海外送りサービスを続けてまいりました。
しかしながら、今年に入り同サービスのご要請も殆どなくなりましたので、本年2月末日を以って、同仲介サービスを完全に終了させて頂く事に致しました。
3月1日以降、お手持ちまたは海外で購入されたコダクロームフィルムの現像処理サービスを注文される場合は、ユーザー様ご自身で直接ドウェイン社へ依頼をして頂きたくお願い申し上げます。ご参考までに発注手順は以下の通りです。
(以下略)
公式には終了していた海外送りの仲介を実は非公式にやっていた。これだけでもユーザーを馬鹿にした話なのに、これを公式にやめるとアナウンスするのも馬鹿にした話だ。どういう神経でこういう公式アナウンスを出せるのだろう。
だたひとつ、善意に理解すると、以下のように言えるかもしれない。「いままで押しの強い人に断れなくて海外現像の仲介を続けてきたけれどももう本当にやめたい。やめるに当たってそれを公開して、『えっまだ海外送りの国内受付やってたの?それだったら手元のコダクローム使い切ったのになぁ』という人に最後の機会を与えたい。」ということなのかもしれない。黙ってやっていたサービスなんだから黙ってやめればいいのにそれを公開するということは、コダクローム持っている人で自分で海外に送るのが嫌な人は最後の機会ですよ、と言っているのだと解釈しよう。本当は非公式に仲介なんかやってなかったんだけれども、最後にもう一回海外送りの仲介をやるためにこんな嘘をついているのかもしれない。嘘だとしたら下手な嘘の付き方だが(笑)。
でもせっかく最後に機会を与えてくれているのにこう言うのも何だが、決済手段さえあればその文書に書かれている方法で直接ドウェイン社に依頼した方が安いし早く上がってくる。手元に何本かコダクロームは残っているのだけれども、撮影して現像するにしても、私は直接Dwayne’s Photo社に頼むだろう。というかこのところ、週末にあんまり撮影できてないんだけど(鬱)。
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