ニコンは絞りリング無くすな!赤城耕一先生万歳!2008年12月22日 00時00分00秒

右から時計回りにAi Nikkor 35mm F2S、NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改) 、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF

今月(2009年1月号)のアサヒカメラを買ったら、写真家の赤城耕一氏がニコンAF-S NIKKOR 50mm F1.4Gの「新製品レビュー」を書かれていた(232頁)。そこには、次のように書かれていた。

しかし、ひとつ苦言を呈しておきたいのは、こうした汎用性の高いレンズにおいてもニコンは絞り環を省略してしまったことだ。これは、事実上MF一眼レフユーザーだけでなくF90などの旧AF一眼レフユーザーも切り捨ててしまったということなのである。

偉い!こんなことをはっきり書いてくれるのは赤城耕一先生だけです。もっとあちこちで言ってください。しかもこの記事の本文は全部で32行しかないのに、この苦言を呈した部分は9行もあるのだ。全体の約28%を絞りリングがないことへの苦言に費やしている。赤城先生万歳!\(^o^)/

何度も書いているが、絞りリングがないと、MF一眼レフや旧AF一眼レフだけでなく、ベローズに付けても使えないし、接写リングを付けても使えないし、リバーズリングで逆向きに付けても使えないし、各種工業用機器にも付けて使えない。NHKがときどき超高速撮影のカメラを公開しているが、あれはどうやらニコンFマウントのようだ。そのNHKの超高速撮影にこのAF-S NIKKOR 50mm F1.4Gは使ってもらえないということだ。このレンズを設計した人は悲しくないのだろうか。せっかくの32年ぶりのリニューアルで渾身の光学設計なのに使い道が制限されているのは。さらにもっと言うと、絞りリングがないとキヤノンEOSにマウントアダプターで使えないじゃないか(爆)。

ちなみにアサカメのこの記事の赤城氏の作例はニコンF100とプロビア400Xで撮られている。「あえてフィルムによる再現性をみてみた」そうだ。うう、赤城耕一先生、ありがとうございます。\(^o^)/


写真は、右から時計回りにAi Nikkor 35mm F2S、NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改) 、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF


皆様、たくさんのコメントありがとうございます。少しずつお返事させて戴きます。m(_ _)m

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