月刊「写真工業」誌が今月号で休刊 ― 2008年11月21日 00時00分00秒
昨日はカメラ雑誌の発売日だったので、帰りに大手の本屋さんに寄ったら、売り場は立ち読みの人で混雑していた。アサヒカメラや日本カメラの前にいっぱいおっさん(わたしもその一人だが)が立っていて邪魔だったので(笑)、それらは近所の本屋さんで買うとして、写真工業を手に取った。すると、目次に「写真工業の最終号を迎え」なんて書いてあるじゃないか。
さらに奥書に以下のようにあいさつがある。
謹告
突然のことではございますが、本誌はこの12月号(通巻716号)をもちまして休刊とさせていただくことになりました。月刊「写真工業」は1952年の6月号より56年間の長きにわたり発刊してまいりましたが、休刊の理由といたしましては、昨今のデジタル化による業界の急激な変化により、「写真工業」という題号で対応することがむずかしくなったことにあります。また小誌の所期の目的は充分に達せられたとの認識の基に、このたびの運びとなりました。
今後は小社の基幹雑誌となります月刊「ビデオα」誌を中心に、写真も含めた映像制作関連の各種別冊、書籍など、時代に即した情報発信を展開していく所存であります。
長期にわたりまして「写真工業」をご愛読いただいた皆様に深く感謝するとともに厚く御礼申し上げます。
2008年11月20日
株式会社 写真工業出版社 代表取締役社長 岩瀨雄一
写真工業編集長 市川泰憲
またひとつ銀塩フィルム中心の雑誌が消えていく。写真工業2008年6月号のビネガーシンドロームの記事など注意喚起の意味でもいい記事だったのに。もっとも、ネット上で国立国会図書館のページを見た方がビネガーシンドロームについての情報量があったりして、雑誌記事の限界もあったと思う。有料で紙の媒体なのだから、少なくとも国立国会図書館の内容と同じぐらいのことは書いていて欲しかった。紙媒体はそういう内容の濃さで勝負するしかないと思う。
別の形でまた復活することを期待したい。その際は、作例などの写真を色々な意味で質の高いものにすると買う人も増えるかもしれない、とだけ言っておこう。
コメント
_ Haniwa ― 2008年11月29日 22時38分03秒
_ bisco ― 2008年11月30日 00時26分01秒
へのコメントです。
なるほど、レンズのラインナップということで考えると、
たしかにそういう印象を持つのが当然かも知れませんね。
私はド素人なので、D40のことしか頭になく、
レンズのことも全く知りませんでしたが、
仰る意味はよく分かりました。
丁寧な説明ありがとうございました。
_ Haniwa ― 2008年12月01日 08時47分57秒
いえいえ、こちらこそ不安になるような記事ですみません。
色々なレンズがあって、こういうアクセサリーもあると、予算や用途によって使い分けできて楽しいですよね。
もしよろしければNH-WM75ご購入後のご報告をお願いします。
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