【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】オリンパス「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD」(デジカメWatch) ― 2008年07月10日 00時00分00秒
【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】オリンパス「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD」 ~並の単焦点レンズでは追いつけない、高性能大口径ズーム(デジカメWatch)で、オリンパスの開放F2の標準ズームレンズが取り上げられている。
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWDは、35mm版換算で28-70mm相当で開放F値がF2で一定のレンズだ。開放F値がF2のズームレンズというのも珍しいが、焦点距離に関わらずF2で一定というのも素晴らしい。これと同じものをDXフォーマット用やFXフォーマット用・135版用に作ると巨大なレンズになってしまうのだろう。こういうところはフォーサーズの利点だと思う。
ただ、あらかじめ断っておくが、このレンズはボクが購入したものではなく、メーカーからの貸出品。なぜなら、ボクは、大口径標準ズームに興味がない。もっと正確に言えば、デカくて重くてクソ高い大口径標準ズームにはまったく興味がないからだ。
よくここまではっきりと書けますなぁ(笑)。私も大きくて重い標準ズームは興味ない。そのあたりの画角だと、寄ったり離れたりすることである程度カバーできるし、何本か単焦点の交換レンズを持って行っても苦にならない大きさ重さだからだ。
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWDの作例を見てすごいと思ったのは、歪曲収差が非常によく補正されていることだ。ズーム倍率が低いからといえば確かにそうなのだが、ニコンのAi AF Zoom Nikkor 28-70mm F3.5-4.5D(S)などは、広角側の歪曲が-4%を超えたものすごい樽型だったことを考えると、値段が全然違うとはいえ、F2通しのレンズでここまで歪曲を補正しているのはすごいと思う。さすが、開放F2のマクロレンズを出していたオリンパスだけのことはある。
こうしてみてみると、私はフォーサーズには興味ないけれども、フォーサーズもきちんと存在意義があって、ほかのデジタルカメラのフォーマットとともに用途に応じて選べるように併存していって欲しいと思う。
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