カメラの販売は好調も交換レンズは前年割れ―デジタル一眼、ブームの代償(日経ビジネス) ― 2008年07月02日 00時00分00秒
日経ビジネス 2008年6月30日号16ページの内容がNBonlineに転載されている。
デジタル一眼、ブームの代償 カメラの販売は好調も交換レンズは前年割れ(NBonline)
それによると、デジタル一眼レフカメラの国内出荷台数は増え続けていて、フィルム一眼レフカメラが1980年に出した128万台という出荷記録を抜きそうだという。ここまでは朝日新聞にも同じ記事がある。
デジタル一眼レフ売れてます フィルム時代超える予測も(アサヒコム)(今朝の朝日新聞東京本社版経済面14版10頁にもアサヒコムと同じ記事が載っている。)
しかし、日経ビジネスの方はこれよりも先の掘り下げがある。
ユーザーの裾野は確実に広がっているが、課題もある。利益率の高い交換レンズの販売が伸びていないのだ。メーカーは割安感を演出するために、レンズを1~2本セットにして入門機を販売している。その割合は8~9割にも達しており、カメラは売れても追加のレンズ販売に結びついていない。
メーカーが多少無理をしても価格を引き下げているのは、自社のシェアを高めておけば、いずれ交換レンズ販売という恩恵にあずかれるからだ。これはフィルム時代から続く一眼レフカメラのビジネスモデルだが、これまでのところ、思惑通りには進んでいない。
調査会社のGfKジャパンなどによれば、カメラの累積販売台数が急増しているにもかかわらず、交換レンズの販売は前年割れが続いているという。
一眼レフカメラの長所は撮影シーンに応じてレンズを交換できることにある。レンズを所有することに価値を見いだすカメラ愛好家もいて、優れたレン ズは中古でも高値で売買されているほどだ。その魅力を初心者に十分に訴求できなければ、デジタル一眼もコンパクト型デジカメと同様に過当競争に陥ることに なる。
でしょうなぁ。だって、ダブルズームキットで大抵のものは撮れるから。ちょっと拘って他のレンズで撮ろうとすると、ニコンの場合、AFが効かなくなったり、露出計が働かなくなったり、訳分からないレンズ沼に放り出されるから(笑)。
昔からカメラボディよりもレンズの方がもうけが多いと聞く。だからこそ「レンズメーカー」というものが存在したのだと思う。でも、ニコンなんか売り上げだけでなく利益も出てるらしいから、まあ、お好きなようにやってくださいな(笑)。
一眼レフカメラの販売台数が過去最高に達しようとしている今だからこそ、量だけでなく質も追いかける戦略が求められている。
そこで今求められるのは、大口径単焦点レンズでもピントの見えるファインダーですよ(笑)。
写真は記事とは関係ない。
銀座:コニカ撮りっきりセピア、約30mm(たぶん)、F11固定(たぶん)、1/125sec固定(たぶん)、ISO400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、Photoshop Elements 5.0で色彩の統一
いわゆるレンズ付きフィルムのセピアフィルム装填版。これをラピタ特製クラシックカメラカバーに入れて使っていた。というか、クラシックカメラカバーを使いたいがためにレンズ付きフィルムを使っていた(笑)。普通は1.5m~無限遠にピントが合っているはずなのだが、遠くの方はピントが来ていないみたいだ。
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