ニッコール千夜一夜物語第三十六夜 Nikkor P.C 8.5cm F2 ― 2008年07月01日 00時00分00秒
ニッコール千夜一夜物語の第36夜は「Nikkor P.C 8.5cm F2」だ。
第三十六夜 Nikkor P.C 8.5cm F2(ニッコール千夜一夜物語)
最初ぱっと見たとき、PC Micro-Nikkor 85mm F2.8Dかと思ってしまった。PCが目に入ったもので(笑)。
レンズの構成図を見てすぐにNIKKOR-P 10.5cm F2.5を思い出した。名玉105mm F2.5もAiになる前はゾナータイプで3群5枚であったのだ。いいなぁ、肉厚のレンズ3枚貼り合わせ。
以前にも紹介したが、ニコンの光学設計者はレンズ断面図の美しさを重視しているのだそうだ(ニッコール千夜一夜物語第三十二夜:~ボケ味を追求した中望遠レンズ~「Ai AF DC Nikkor 135mm F2S」 ― 2007年07月26日参照)。ああ、レンズのカットモデルとか欲しくなってしまう(笑)。写せないそんなもの持っててどうするんだ(笑)。
私に色々な意味で余裕があればレンジファインダーニコンに手を出して、こういった味わい深いレンズを楽しみたいところなのだが。そうはいかない。いいなぁ、レンジファインダーニコンも。
85mmレンズは1本も持っていないので、そのうち買いたいなぁ。一眼レフ用なら色々な意味でAi AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)が欲しいのだが、味わうというか楽しむという点ではAi Nikkor 85mm F1.4Sもいいような気がしてきた。
写真は記事とは関係ない。
梅(水戸偕楽園1998年):Konica 現場監督28HG、28mm、Konica SEPIA400、プログラムAE、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、Photoshop Elements 5.0でモノクロ化
古い写真ですまん。梅酒を漬けたら、以前水戸の偕楽園で梅の写真をコニカのセピア400フィルムで撮ったことを思い出したのだった。このフィルムは階調が豊富でかつシャープで微細な描写で結構好きだった。人物を撮ったものが大半なのでアップできる写真が少ないのが残念。セピアカラーでアップしようか迷ったのだが、どのくらいのセピアカラーがいいのか自分でも分からなくなってしまったので結局モノクロ化した。コニカのセピア400はオレンジベースのC-41現像のモノクロフィルム。厳密には色素を使っているのでカラーフィルムの一種。コニカミノルタが写真フィルム製造から撤退するよりも前に生産終了になった。
この写真は「現場監督」の28mmレンズだが、少し絞りが絞られているので周辺のボケはあまりきれいではない。現場監督28HGは2枚羽根の猫の目絞りなのであった。絞り開放で撮ると「現場監督」のボケも悪くないのだが、プログラムオート専用なので絞りを選べない。
せっかくセピア400フィルムなのだから、セピアカラーの方も載せることにした。どのくらいのセピアがいいか分からないので適当だ。すまん。
【追記:2009年6月12日】
ニッコール千夜一夜物語のURLが変更されているので修正した。
FX機第2弾 Nikon D700 キター! ― 2008年07月01日 00時00分01秒
ニコンの35mmフルサイズ(FXフォーマット)のデジタル一眼レフボディ第2弾がフランスで発表された。
Nikon D700 : boîtier du D300, capteur plein format du D3 : 2800 euros(focus-numerique.com)
télécharger la fiche technique complète du Nikon D700 (PDF 247KB)
ソースとしてNikon Franceと書かれているし、ムービーにThomas Maquaire 氏(Chef produit reflex chez Nikon France)がでて実機を手に説明しているので、本物に間違いなさそう。ただ、ニコンフランスのサイトにはまだD700の情報は出ていない。
【追記:2008年7月1日12:08JST】Nikon Franceに公式情報が出た。
Nikon D700 (Nikon France)仏語
【追記ここまで】
【追記その2:2008年7月1日12:18JST】
Nikon D700 (Nikon GmbH)独語
Nikon D700 (Nikon United Kingdom and Republic of Ireland)英語
【追記その2ここまで】
【追記その3:2008年7月1日13:08JST】
ニコンの日本語サイトも発表したようだ。サンプル画像もある。サンプル画像は拡大画像がまだNot Foundだ。
ニコンD700 (nikon-image.com)
【追記その3ここまで】
気になるスペックだが、Capteur CMOS de 12,1 Mpxとあって12.1メガピクセルのCMOSで撮像素子サイズは23,93 x 35,96 mmのFXフォーマット。ISOは基本が200-6400のようだ。200 - 6400 ISO (par 1/3, 1/2 ou 1 IL) Hi-1 (équivalent à 12 800) Hi-2 (équivalent à 25 600) Lo-1 (équivalent à 100)とあって、拡張でISO 100-25600となる。
ファインダーは、視野率95%で倍率は0.72倍。これは0.8倍ぐらいにはして欲しかった。視度補正は-3.0~+1.0dptの調整内蔵。接眼部は丸形ねじ込み式でマグニファイヤーDK-17Mが使える。
シャッタースピードは30秒から1/8000秒まで。シンクロ速度は1/250秒で、SB-900が新発売になるようだ。
大きさ・重さは、L x H x P : 147 x 123 x 77 mmで995 g。ちょっと重い。
連写は5コマ/秒でMB-D10装着時に8コマ/秒になるようだ。
価格は2800ユーロということで、1ユーロ166.64円として466,592円ということになる。しかし間接税額が異なるので日本での価格はこれと異なる。というかD3が50万円切っているところがあるのに46万円はないと思う。しかし、日本での実売が30万円を下回ることはないだろう。うーむ。「FX普及機」とは呼べないなぁ。
【追記その4:2008年7月1日13:14JST】
yodobashi.comでは、ニコンD700ボディが特価:¥328,000 (税込)になっている。すごい。30万円台後半かと思っていた。こ、これはそのうち30万円を切るということなのかっ。むむむ。
ニコン D700 : ヨドバシ・ドット・コム
【追記その4ここまで】
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