外付けバッテリー「ポケットモバ」 ― 2008年05月07日 00時00分00秒
今日はカメラネタでなくてすまん。
連休の谷間にとあるレストランで昼食をとっていたら、隣の席に50歳ぐらいのスーツ姿の男女が来た。そして席に着くなり、携帯電話に充電コードをつけたものを見せながら、「携帯の電池がなくなって、これがないと仕事にならないの。充電させてちょうだい。」とのたまった。店員が奥に確認に行って戻ってきて「申し訳ありませんが、携帯の充電はご遠慮いただいております。」と言ったところ、「携帯がつながらないと仕事にならないのよ、お昼を食べてる場合じゃなくなるのよ。そこの壁に空いているコンセントがあるじゃない。」とねばったのだが、丁重に断られ、「ホテルなら貸してくれるのに、他へ行きましょ。」と、去っていった。ああ、いなくなってよかった(笑)。
「そんなに携帯電話が重要なら、携帯用の充電用電池とか持ち歩けよ」と周囲の皆が思っていただろう(笑)。現に連れの男性は「どこかコンビニで充電できるヤツを買ってこようか」と提案していたのだが、そのオバハンキャリアウーマン(笑)は、「そこに空いているコンセントがある」と言って聞かなかったのだ。だいたい、そんなに重要な携帯電話の電池、いままではどうしていたのか気になる(笑)。もしかして、いつもお店で強引に充電させていたのか(笑)。
そこで、ポケットモバですよ、奥さん!(笑) 私が、Zaurusと携帯電話の充電に使っているのは、バリューウェーブのポケットモバという製品だ。
ポケットモバは、容量3200mAhのリチウムイオン充電池で、3Vと5Vと8.4Vの出力が可能となっている。重さは126gで、大きさはW101×D59×H13mmだ。持ち歩いても邪魔にならない。
付属品として、充電用USBケーブル(上の写真には写ってない、すまん)、専用出力ケーブル、USB出力ケーブル、DC5V(EIAJ#2)用チップ、ミニUSB用チップと充電用USB-ACアダプター(これも写ってない)が付いている。私が買った1年半前は、充電用USB-ACアダプターの代わりに充電用ACアダプター(これも写ってない)が付いていた。現在の充電用USB-ACアダプターの方が軽くてよさそうだ。
それに加えて私はオプションの、au用アダプター、DC3V用アダプター、DC9V用アダプターも買った。DC3V用とかDC9V用とか書かれているが、そのアダプターを付けると3Vとか9V(8.4V)になるのではなく、電圧は自動判定になっている、だから厳密にはDC3V用/DC9V用とかいうよりはEIAJ#1とかEIAJ#3と言うべきなのだろう。私の持っている携帯用の2.5インチHDDはコネクタがEIAJ#1だが、電圧は5Vだし。
使ってみた感じは、3200mAhという容量は、誇大表示ではなくそれぐらいの容量があるようだ。携帯電話だと何回も充電できる。1800mAhのザウルス用充電池(EA-BL11)だと2回は充電できない(ザウルス本体経由で充電)。
気になる、特許出願中の電圧自動切り替えだが、いまのところ誤作動などはない。他に気になるのは、本体のコネクタが専用の仕様になっていて、そこにつなぐ専用出力ケーブルがなくなると何もできなくなることだ。ここが唯一の不満点だ。
携帯用のアダプターはあとで買い増ししたのだが、それは市販の携帯電話用急速充電池は、満充電になって充電が終わって表示も満充電になっているのだが、実際には満充電になっておらず、規定の時間よりも短い時間しか電池が持たないからだ。それで、ポケットモバをザウルスだけでなく、携帯電話にも使うようになった。ポケットモバで充電するとちゃんと満充電されて、コンセントで充電したときと同じように規定時間電池が持つ。急速充電池は途中で携帯電話側の保護回路が働くかしてきちんと最後まで充電できてないような感じだ。何種類かしか使ったことがないのだが。
ポケットモバのいいところは、ポケットモバの充電中やポケットモバの使用中に残容量がLEDでおおまかに分かることだ。5段階表示で20%ずつ表示される。これも正確な感じだ。
ザウルスの電池はその後買い増して2個になったので、ポケットモバの出番は減った。主に携帯電話の外での充電用になってしまっている。それだけの用途だとちょっと高いような気もするが、外付け2.5インチHDDの電源になったり(USBからの電源供給が弱いノートPCの場合便利)、モバイル無線LANアクセスポイントの電源になったり(私はもう使わないことにしたが)いろいろ活用の余地がある。iPod用のアダプタもあるので携帯音楽プレーヤーとかゲーム機などにも使える。ポケットモバの仕様やアクセサリ一覧を見て、色々使い道を考えるのも楽しい。
価格は、3電圧自動切り替え3200mAhのLI373200(Poket MOBA)がモバイル専科で5660円、ヨドバシカメラで6480円(それぞれ執筆時のもので価格については私は保証しません。あくまで参考用)。
110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」販売終了(追記あり) ― 2008年05月07日 00時00分01秒
富士フイルムは、110(ポケット)フィルムの「フジカラーSUPER G100 12EX」と「フジカラーSUPER G100 24EX」の販売終了をアナウンスした。
110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」販売終了のご案内(富士フイルム)
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、富士フイルムイメージング株式会社(社長:杉原 和朗)を通じて販売してまいりました110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」を、平成21年9月をもちまして販売終了とさせていただきます。
長い間ご愛用いただいております110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」ですが、販売数量も年々減少する中、ご提供を継続すべく企業努力を続けてまいりましたが、すでに製造体制を維持することが難しい状況となっております。
110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」に対する永年のご愛顧を深く感謝いたしますとともに、今後とも富士フイルム製品に変わらぬご支援、ご愛顧を賜わりますよう、よろしくお願い申しあげます。
(中略)
2. 販売終了について
当社最終出荷予定時期:平成21年9月
110フィルムは70年代に一世を風靡して、我が家でも父親がなんでもかんでも110で撮っていた。今見るとその時代のプリントだけが不鮮明で「あーあ」という感じだ。まあ、コンパクトでどこへでも持って行くのに苦にならなかったから、それはそれで意義があったのだが、なんでもかんでも110というのがよくなかった。一眼レフや他の135フィルムカメラもあったんだから、節目にはそれで撮って欲しかった。まあ、数年で110には飽きてくれたのでよかったのだが(笑)。
いまでも書店に行くと110フィルムを使うトイカメラが売られていたりする。富士には他の感度の110フィルムがあるのか探そうとしたか見つからなかった。そもそも富士のサイトで110のフィルムが見つからない。あの画面サイズでISO400とかだと顔がざらざらになってLサイズのプリントでも悲惨な結果になるのだろう。コダックも110はISO100しか出してないようだ。【追記:2008年5月9日】海外ではISO400の110フィルムもあるようだ。Kodak Ultra Gold 400 GC 110-24やKodak Gold 400 110-24といったものがネット通販されている。日本で今売られているものもISO400の110フィルムだった。すまん。【追記ここまで】
来年9月以降、110フィルムはコダックのウルトラ 110-24枚撮りだけになってしまうのか。そのコダックもいつまで110フィルムを供給してくれるか微妙だが。あとはマイナーなフィルム会社頼りかと思って探してみた。
FerraniaのSolarisブランドのフィルムには、まだ110カラーネガフィルムがあった。FG Plus 200 だ。ISO200だからコダックと棲み分けができている。
MACOやAGFAやROLLEIブランドでフィルムを出しているHANS O. MAHN & CO. KG PHOTO DIVISIONには110フィルムはなさそうだ。
110フィルムはKodakとSolaris頼みになった。頑張れフィルム!
まだだ、まだ終わらんよ。
【追記】初出時Solarisの110フィルムが見つからないと書いていたが、その後よく見たらあったので訂正した。訂正跡が分かるようにしておいたのだが、ごちゃごちゃして見にくいのですっきり書き直した。
【追記ここまで】
【関連追記:2008年5月9日】
Kodakは既に110フィルムを生産終了? ― 2008年05月09日
【関連追記ここまで】
【さらに関連追記:2008年11月10日】
コダック110フィルムが既に生産終了で在庫限り ― 2008年11月10日
【さらに関連追記ここまで】
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