密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意(CNET) ― 2008年03月13日 00時00分00秒
今日もカメラネタでなくてすまん。今日は13日なのでアサヒカメラの次号予告があると思うので、可能ならばあとでもう1つカメラネタをアップ予定。
密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?(CNET Japan Staff BLOG)
もうあちこちで話題になっているのでご存知の方も多いと思うが、amazon.co.jpのウィッシュリスト改め「ほしい物リスト」がデフォルトで「公開」設定になっているので、欲しいものリストのみならず、メールアドレスと本名が検索可能になっていたという恐ろしいお話。
詳細は上記記事をご覧戴くとして、もっと怖いのは、amazonにサインイン(ログイン)したまま、ある簡単なコードを埋め込んだサイトを訪れると、本名を知らせるメールがそのサイトの指定したメールアドレスに送られるという仕様。怖すぎます。
Amazonのすごいアクセス解析サービス(ぼくはまちちゃん!)
アマゾンにサインインしたままよそのサイトに行かなければいいのだが、アマゾンにはなんと「サインアウト」がない。以前から気になっていたのだが、amazon からサインアウトする方法は、なんとサインインした状態で「『もしあなたがXXXXXさんでない場合、サインインしてください』のリンクをクリック」することなのだそうだ。自分がXXXXXさんの場合そこをクリックしようとは思わないから、これはひどい仕様だ。
そして、産業技術総合研究所の高木浩光氏もAmazonはやっぱり怖い そろそろ使うのをやめようと思うと仰っている。私もamazonを使っていたが、どうしよう。あんな本やこんな本やアレを買ったという変な情報(笑)が世界中に広まる前にやめるべきか。【追記】高木氏の記事が追記されていて、どうやらamazonをやめても過去の購入履歴は消してくれないらしい。法律上も消してくれという権利はないらしい。詳細は上記リンクから。【追記ここまで】
しかし、amazonはマーケットプレイスとamazon本体が売主の場合との区別がしにくいなど、変なオンラインショップとは思っていたが、ここまでひどいとは思わなかった。だって、誰が取引の相手なのかというのは重要な要素なのに、amazonで買い物していたらいつのまにかamazonじゃない業者から買うことになってるなんて変でしょ。よく注意すれば間違えないのだろうが、ユーザーインターフェースが悪すぎ。ひとつ間違えば詐欺サイトだ(笑)。
【関連】
密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?(セキュリティホールmemo)
【追記:2008年3月18日】
Amazon「ほしい物リスト」の検索機能が停止状態、理由は「調査」(INTERNET watch)
ほしい物リストの検索機能が利用できない理由についてアマゾンジャパンは、「ユーザーからの問い合わせをもとに、検索機能を含む一部機能を調査するために一時停止した」と説明。また、調査の内容や復旧の予定については、「現段階ではコメントできない」としている。
きちんと情報公開できないいい加減な企業のようですな。さようなら、Amazon.co.jp。
【追記ここまで】
コメント
_ goose ― 2008年03月13日 14時13分20秒
_ Haniwa ― 2008年03月13日 16時33分33秒
Amazonってそうなのですか。
実は私、Amazonでは本ではなく、PDA関連とかキャンプ用品ばかり買っていたりします(笑)。本はほとんど買ってなかったり(笑)。
というのも、本というのはたとえカメラ関係の雑誌であってもその人の思想などの内面に深く関わるものなので、購入履歴とかを蓄積されることには抵抗があるからです。Amazonサイト内を徘徊した記録はCookieを削除すれば消えますが。
ヨドバシカメラでも書籍を扱っていますが、余程のことがない限りヨドバシでは本は買わないようにしています。というのもヨドバシもポイントカードで購入履歴を溜め込んでいるからです。どうしてもヨドバシで買わなければいけないときは、「ポイントカードを持っていない」と言って現金で買うようにしています(笑)。
また、Gmailなど便利なGoogleのサービスを利用しないのも、(たいした内容じゃないですが)メールの中身をGoogleに差し出すつもりなど毛頭ないからです。
アマゾンは便利ですけれど、システムが目茶苦茶なのでこれ以上利用しないようにしようと思います。GR DIGITALはヨドバシで買いましたが、一時期Amazonが安かったんですよね。使えないのは惜しいですが、ここはぐっと我慢ですね。
_ MANA ― 2008年03月13日 20時16分36秒
早速調べてみましたが、私は、非公開にしていたようです(そんな記憶が少しだけありますが‥)。
脇の検索を使ってみたのですが、エラーがでました。
もしかすると、Amazonも反響の大きさを考えて、対策をしているのだと思います(検索ができないとか、デフォルトを非公開にしたとか‥)
_ WANI ― 2008年03月13日 22時41分05秒
私はその点、無頓着です(w。
しかし、あ~んな物や、こ~んな物の購入履歴っていうのは確かにハイセンシティブな情報かも・・・(w。
_ りー ― 2008年03月14日 08時48分42秒
_ Haniwa ― 2008年03月14日 09時10分03秒
私もウィッシュリストは使っていませんでした。非公開にするにはウィッシュリストに何かを登録しないといけないみたいですね。
amazon.co.jpでは検索されないようにこっそり対策したみたいですね。どこかに告知していないか探してみますが、amazonの体質からすると、この件についてきちんと告知しないまま誤魔化しそうな気がします。
WANI 様
購入履歴もアレですが、名前とメールアドレスが検索可能と言うのはちょっとすごすぎ。それを大変なことだと受け止めることの出来ない人が運営しているサイトは利用できないということです。
りー様
すばらしい環境だと思います。
カメラのきむらとか千曲商会は、購入でも住所や名前を書かせていたように思います。するとセカチューの案内が来たりしました(笑)。今は知りませんが。売るときは古物営業法で身分確認が必要なので仕方ないですが。
_ WANI ― 2008年03月14日 12時26分33秒
_ Haniwa ― 2008年03月14日 15時02分29秒
Amazon.co.jpの人に聞かせてやりたいです(笑)。
WANI様御自身が日頃情報保護にきちんとされているので他所もそうだと思われるのかもしれませんね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
911選挙時のエピソードを思い出します。
アメリカの強引な日本改造政策が進行していることを見事に描いた『拒否できない日本』をアマゾンで買おうとしても、当時は中古本しか買えませんでした。
通常古本というものはは定価より安く買えます。
ところがアマゾンの『拒否できない日本』古本は1,500円から3,350円もしたのです。
選挙で傀儡の小泉が不利になるからではと想像しました。どうやら一年以上、アマゾンは文春への発注すらしていなかったようです。
良く調べるとセブンアンドワイ、楽天ブックス、紀伊国屋書店等は新刊がありました。
けれども、YahooやGoogleで『拒否できない日本』を検索すると、普通一番上にamazonが来ますから、購入を諦めかねないわけです。こうなるとアメリカ発の検索エンジンも(グー)グルではと疑います。
驚いたことに、このいきさつはZakzakという「あの」産経関連のオンライン・マガジンも書きました。案の定、その記事も、今では見事に消去されています。
アメリカ「愛国法」では、図書館から特定の本を借りた人物を政府が調べることが許されています。その調査自体の存在を利用者に明かしてはならないことになっています。
amazonで特定の本を買った客の名簿がCIAに横流しされているのではと不安です。
それで、911選挙以降、アマゾンの利用を基本的に止めました。