イーモバイルCFタイプデータカードD01NXがZaurusに対応2008年02月08日 00時00分00秒

SHARP ZAURUS SL-C3200 + KWINS KW-S101C (with PKR and CF)

イーアクセスのモバイル通信サービス「イーモバイル」のCFタイプデータカードD01NXがついにZaurusに対応したようだ。
CFタイプデータカード D01NX ~SHARP社製PDA端末「Zaurusシリーズ」対応のドライバ提供開始について~(イーモバイル)

イーモバイルのCF型データカードD01NXは、ハードウェアの構成が特殊らしく(*)、PDA対応を謳っていたのに実際にドライバがなかなか提供されずにいた。何ヶ月も経って提供されたドライバはOSに限定があるだけでなく、特定メーカーの特定機種の特定OS限定(Windows Mobile 5.0 DELL社製PDA用)という変則的なものであった。
*定額ブロードバンド大国ニッポンの幸せ(山田祥平のRe:config.sys)今買うならどっち?――「D01NE」「D01NX」徹底比較(前編) (3/4)(ITmedia)参照

今回もリナックスザウルスのうちいわゆる4桁機だけが対象のドライバだ。それでも現行機種のSL-C3200(これが私の使っている機種)やSL-C1000に対応したのはうれしい。

イーモバイルは、エリアこそ狭いものの、実際に何Mbpsもの速度で移動中も使えるのでエリア内しか移動しない人にとっては最高のモバイル通信サービスだろう。

アサヒネットがイーモバイルを使った高速MVNOに参入してデータ通信を定額制で供給するという報道もあるので今後が楽しみだ。
朝日ネット、高速MVNOに参入・データ通信を定額制で(日経)
ただ、アサヒネットのサイトにはこの件について何も書かれていないのだが。

KWINS for PDAの方が安くてまだまだエリアが広いし、まだ契約が残っているので私は当分KWINSのお世話になるが、イーモバイルのエリアが広がってくるのが楽しみだ。個人的には、関東と関西のほとんどの平野部で使えるようになって、いまとは別のハード構成のCF型通信カードが出てそれがZaurusに対応するようになったらKWINS for PDAから乗り換えるかもしれない。D01NXはWindowsでも不安定らしく、使う気になれない。エリア拡大と新しいCF型通信カードが私の乗り換えの基準だ。

【参考】
KWINSのエリア(4x8xはWILLCOMのエリアと同一)
イーモバイルのエリア
エリア図の表示以外に、イーモバイルはいまのところ多くの地下街で使えないという問題がある。

ニコン ザ・ワークス Vol.42 ナノクリスタルコート2008年02月08日 00時00分01秒

ニコン製品の開発秘話や裏話など、ニコンのスタッフの熱い想いを語る、「ザ・ワークス」の42回目はナノクリスタルコートだ。
ワークス Vol.42 ナノクリスタルコート(ニコン)

田中 「ゴーストは、強い光の対角線上に暗い部分があると目立ちやすいレンズの反射現象です。反射を抑えるためにレンズのコーティングを施しますが、ゴーストやフレアは、従来の技術では完全には拭いきれない難題でした。一般的なコートレンズは、表面が緑色に見えたり、青色に見えたりします。これはそれぞれ緑色の波長の光、青色の波長の光を反射する、つまりこの色の波長の反射が残っているというコーティングの波長特性によるものです。そして、もっとも難しいのが斜めに入る光の反射防止なんです。従来のコーティングは、垂直入射に対してはある程度効果が得られても、入射角の大きい光には非常に弱いという特性があります(=角度特性の不足)。レンズをギリギリに傾けて斜めから見るとわかりますが、普通のガラス板のように反射してしまいます。ここにあるサンプルで見比べるとよく分かりますが、ナノクリスタルコートを施したものは、ガラス板が14枚も入っているようには見えないでしょう。14枚ということは反射面が28面あるのですが、レンズを傾けても光の反射はほとんど変化しません。」

うう、すごいなぁ。でも比較は、ナノクリスタルコートとコーティングなしとじゃなくて、ナノクリスタルコートと従来のコーティング(SIC-ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング)との間でやってほしかった。

もっとも、ナノクリスタルコート採用の2008年3月発売予定のAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDにしても、全面がナノクリスタルコートなのではないようだ。

ナノクリスタルコート、ニコンスーパーインテグレーテッドコーティングによりゴーストやフレアーを軽減し、優れた色再現と豊かな階調表現を実現
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0129_afs60_06.htm

と書いてあるからだ。

田中 「私も昔からカメラが趣味で、赤いゴーストが出やすく気になるレンズが一本ありました。そこで村田にかなり無理を言って、“このレンズにコートをつけて”とお願いしたのです。特にゴーストが出やすい2面にコーティングして、実際に撮影したら、目立っていた赤いゴーストが薄く青くなって、ほとんど目立たなくなっていた。“これはすごい!”と、上司に報告したところ、上司が製造部門など関係部署に“これはすごいことだ”と宣伝して回ったのです」

あうー、まさに赤いゴーストが周辺に出るリコーGR DIGITAL(II)用のテレコンバージョンレンズGT-1にも是非ナノクリスタルコートをお願いします(笑)。手持ちのレンズ持ち込んだら、ナノクリスタルコートを施してくれるサービスとかやってくれないかなぁ。しかもメーカー問わずとか(笑)。SIGMA High-speed Wide 28mm F1.8 Aspherical(I型)とかナノクリスタルコートにしたら結構いいと思うんだけどなぁ(笑)。まあそんなサービスするわけないが。

冗談はさておき、ナノクリスタルコート、現行のマニュアルフォーカス(MF)ニッコールレンズやAF単焦点レンズにも採用してもらえないだろうか。かつてこっそりしかし全部のレンズをニコンスーパーインテグレーテッドコーティングに変えたように(1996年ごろ変更完了をアナウンス)。MFレンズが新品で売れますぞ。そうか、利幅の少ないMFレンズはあまり売れて欲しくないのかな(笑)。

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