デジカメWATCHでまたまたコシナ「Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」のレビュー ― 2008年01月29日 00時00分00秒
デジカメWATCHにまたまたコシナ「Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」のレビュー記事が載っている。
コシナ「Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」 交換レンズ実写ギャラリー(デジカメWATCH)
あれ、このあいだ載ってなかったっけ?と思って記事を見ると、記憶にない。前回の【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】コシナ「フォクトレンダー Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」とは別の記事だ。
なんかひとつのレンズを何回も別の人がリポートしてすごいなぁ。これは推測だが、デジカメWATCHの編集部にパンケーキレンズ好きの人がいるに違いない(笑)。そして、非CPUレンズでは露出計が働かない機種を持っているに違いない(笑)。さらに標準レンズ好きなのかもしれない(笑)。コシナのCarl Zeiss Distagon t* 2/28ZFとか、もっと扱ってくれてもよさそうなのに(笑)。
あるいは、前回の【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】コシナ「フォクトレンダー Ultron 40mm F2 SL II Asphericalの記事で買うのを思いとどまった人が多いので、コシナから再度扱えとの圧力があったのか(笑)。せっかく思いとどまったのに、目の毒だ(笑)。
今回は主にD3とD40で撮影を行なった。画質は、昨今の単焦点レンズらしく豊富な階調を持ち、全体的な発色も好ましい。また、歪曲収差や絞り開放での周辺光量落ちが見られるものの、パンケーキスタイルのレンズとしては、絞り開放でのボケ味も心地よいものだった。逆光で太陽などの強い光源が画面内に入ったとしても、比較的ゴーストやフレアが発生しにくいのも心強い。
今回は慎重に言葉と作例を選んでいる(笑)。前回はコマ収差とか詳しく書かれていたからなぁ。止めにピントリングのゴムをはがした写真まで掲載されていた(笑)。でも私としては正直に気になったところをレビューしている伊達淳一氏を支持したい。あの記事を読んだ上でなおもUltron 40mm F2 SL II Asphericalが欲しい人は買ってから不満も出ないだろうから。どんなレンズにも欠点はあって、それが自分の用途や趣味に合致するかしないかが購入の分かれ目なのだから、絞り開放時のコマ収差が気にならない人にとってはこのレンズは欠点のないレンズといえるだろうし。その判断が出来る記事がいい記事だと思う。こうして同じレンズのレビューを見てみると、小山伸也氏には悪いが、伊達淳一氏のレビューは優れていると思う。
時節柄、街にはクリスマスイルミネーションが溢れており、F2の明るさを生かして手持ち撮影してみたが、画面周辺部で光源が三角形に流れているのに気づいた。コマ収差だ。コマ収差というのは、画面周辺部に行くに従って本来なら丸く写るはずの点光源が、画面の外側に向かって放射状に尾を引いたように三角形に写る非対称の収差だ。Ultron 40mm F2 SL IIの場合、APS-Cサイズの撮像範囲であればさほどコマ収差は目立たないものの、35mmフルサイズになると周辺部でかなり盛大にコマ収差が発生する。
(中略)
Ultron 40mm F2 SL IIは、とにかく全長を短くすべく薄さ重視の設計なので、フルサイズで使うと、口径食もそれなりにあるし、ボケの輪郭が明るくなっていて極上のボケというわけでもないが、F4くらいまで絞ると口径食もかなり目立たなくなり、ボケ量は少ないながら均質なボケになってくる。歪曲収差は多少タル型で、建物を真正面から撮影するような場合には歪みが気になるかもしれない。
【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】コシナ「フォクトレンダー Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」
【関連】
【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】コシナ「フォクトレンダー Ultron 40mm F2 SL II Aspherical」(デジカメWATCH) ― 2008年01月08日
ニコン、PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED、AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED、D60など発表! ― 2008年01月29日 00時00分01秒
ニコンから新製品の発表があった。
PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED 発表のご案内
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED 発表のご案内
手ブレ補正機構搭載 DX ニッコールレンズ 18-55mm、16-85mm 発表のご案内
COOLPIX S600、S550、S520、S210、P60、L18、L16 発表のご案内
デジタル一眼レフカメラ D60 発表のご案内
このあいだ、PC Micro Nikkor 85mm F2.8DやPB-4の話題をしていたら、PC-E NIKKOR 24mm F3.5D EDがキター!しかも、Dタイプだ。う、うれしい。
・ニコンD3との組み合わせでは制限なく使用できます。その他のカメラとの組み合わせでは、アオリ量が制限されることがあります。F90Xシリーズ、F90シリーズ、F70、F60D、Us、F50D、F-401シリーズ、F-801シリーズ、F-601、F3AF、F-501、PRONEA S、その他マニュアルフォーカスカメラとの組み合わせでは使用できません。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/singlefocal/wide/pc-e_24mmf35d_ed.htm
なぬー。そ、それじゃあ、手もとのカメラではF100でしか使えないのか。がっかり。F100で使えてF70で使えないというのはどういう仕組みなのだろう。わからん。VRレンズが使えるカメラと重なっているのかと思ったが、ニコンF4はVR機能は使えないが、ニコンF4でPC-E NIKKOR 24mm F3.5D EDは使えるようだ。さらにわからん。これでPC Nikkor 28mm F3.5の中古が安くなるかと思ったが、そうはいかないようだ。PC-E NIKKOR 24mm F3.5D EDは、PC Micro Nikkor 85mm F2.8Dみたいにボディ選ばないレンズにして欲しかった。
【追記】
デジカメWATCHの記事によると
なお同社では、PC-E NIKKORのラインナップとして、2008年夏以降に「PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8 D ED」、「PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8 D ED」の発売を予定している。価格など詳細は未定。
ニコン、シフトレンズなどMicroレンズ2機種~電磁絞り採用の「PC-E NIKKOR」をラインナップ
なんだそうだ。がーん、PC Micro Nikkor 85mm F2.8Dも生産終了になるのか…。互換性なくすことによってどういうメリットがあるのか説明して欲しい。
【追記ここまで】
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDはAF-S化されてついにGタイプになってしまった。なんだかなぁ。絞りリング撤廃は「ニコンに限っては、それは許されない」のだぞ(笑)。MFマイクロニッコールの方を末永く残してくれ。デザインもレンズ鏡筒の太さの割りに前玉が小さくてなんか格好悪い。まあ、UV-Nikkor 105mm F4.5似だと思えばよいのか(笑)。このレンズも手もとのボディではF100でしか使えない。AF Micro Nikkor 60mm F2.8Dはボディを選ばず偉大だなぁ。高騰するなよ(笑)。
DXニッコールは省略(笑)。ズームだし、DX専用だし、好きにしてくれ(笑)。
ニコンD60、またボディ内モーターなしだよ。はぁ~。Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dとか代表的なレンズでAF(オートフォーカス)できないって、おかしくないか?ボディ内モーターなしは、せめて最廉価機だけにしてくれ。全部のボディからAFレンズ駆動用のモーターがなくなる日がいずれ来そうだ。D一桁からなくなるのはかなり先だろうが。 そうなったら、AF単焦点レンズもAF-S化されて同時にGタイプになってしまうのか。AF-S化はいいけど、Gタイプの絞りリング廃止はやめてくれ。あと非CPUレンズで露出計作動しないのももう言っても無駄か(笑)。ファインダーも(以下略)。ファインダーでピントのヤマの見えない一眼レフは「ニコンに限らなくても、それは許されない」。
もうひとつ気になるのは、COOLPIX S600のところに「世界最小・最速起動。一瞬を制する、COOLPIXのフラッグシップ。」と書かれていること。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/index.htm
フラッグシップってなんか安売りされているなぁ。COOLPIXのフラッグシップって、いまだとP5100じゃないのかなぁ。
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