シグマ 10mm F2.8 EX DC Fisheye HSMの画角2008年01月16日 00時00分00秒

東急東横線旧高島町駅(2004年1月撮影):Nikon F3、おもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8固定)、F8AE、富士 ASTIA 100F Professional (RAP F)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

シグマからAPS-Cサイズ用の対角線魚眼レンズが発売されているようだ。
シグマ「10mm F2.8 EX DC Fisheye HSM」
近接撮影にも威力を発揮する、APS-Cサイズデジタル一眼レフ専用魚眼レンズ 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM   株式会社シグマ

わたしがAPS-Cサイズのデジタル一眼レフがそそらないといっていた理由は、ファインダー像が小さくてピントが見難いことと、広角単焦点レンズのラインナップが悪いことであった。だからAPS-C専用のこうした画角の広い単焦点レンズは大歓迎だ。ただ、135サイズのようにラインナップは揃ってはいないが。

ところが、デジカメWATCHの記事を見て驚いた。このシグマ 10mm F2.8 EX DC Fisheye HSMは、ニコン用では対角線画角180度なのに、シグマ用キヤノン用は対角線画角154度と書かれている。あれ?135サイズ用のニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20がそれぐらいじゃなかったか?と思って調べてみると、ぎょぎょっと20(20mm F8)は、対角線画角153度だった(「Fun・Fun・LensSet Nikonおもしろレンズ工房」を9月1日発売参照)。うーむ。

ただ、シグマのサイトを見ると、キヤノン用は「キヤノン用167度」と書かれているので、デジカメWATCHの記事は間違っているのかもしれない。しかし、シグマ用はシグマのサイトでも「154度」と書かれているし、両マウント用が180度に満たない画角であることは間違いないだろう。うーん、これじゃAPS-Cサイズのレンズラインアップを補完する単焦点レンズの役割を果たしていないような…。ニコンユーザーはまだいいが。しかも、シグマは自社用のレンズがぎょぎょっと20と変わらない画角とは、あまりにも切なすぎる。

しかも、ニコンには純正の対角線魚眼レンズ(AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mmF2.8G)が早くからラインナップされていて、さらにこのレンズで撮った画像はNikon CaptureやCapture NXで普通の広角レンズのように簡単に画像変換できるのであった。AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mmF2.8Gが定価税込102,900円で、SIGMA 10mm F2.8 EX DC Fisheye HSMが定価税込95,025円なので、ニコンユーザーでもあんまりシグマのメリットがないような気が…。とはいえ、

作例を見ていただいても分かるように、フレアやゴーストはほとんど出なかった。

という点は評価したい。かつてのシグマはコーティングがいまいちで、真逆光どころか曇り空の窓辺で室内を撮るにも困ることがあったからだ。

ということで(どこが「ということ」なのか分からないが)、やはりニコンのフルサイズデジタル一眼レフ廉価版に期待が高まるのであった(笑)。だって、ぎょぎょっと20の画角が活かせるんだもん(笑)。


写真は記事とは直接関係ないがちょっと関係あるかも(笑)。
東急東横線旧高島町駅(2004年1月撮影):Nikon F3、おもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8固定)、F8AE、富士 ASTIA 100F Professional (RAP F)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

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