アサヒカメラ次号(2008年2月号)予告から ― 2008年01月15日 00時00分00秒
今日も更新が遅くなってすまん。アサヒカメラの次号(2008年2月号)予告から気になったものをピックアップ。
- デジタル時代の新レンズ学入門 赤城耕一・竹中隆義
- 標準レンズともう1本! デジタル時代のレンズ活用術
- デジタルだからこそモノクロは愉しい! まつうらやすし
- 銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 D-76 赤城耕一
- 懐かしのぞっこん鉄道 櫻井寛 釧網本線 -北浜鉄橋
- あの有名人のお宝カメラ 松任谷正隆さん×リコーGRデジタル
- カンレキからの写真楽宣言 ミノックスで気分は諜報員 田中長徳
- 大竹省二のレンズ観相学 ズミルックスM50ミリF1.4ASPH.
- コシナNOKTON classic 35ミリF1.4 赤城耕一
「デジタル時代の新レンズ学入門」は、「デジタル用レンズの最新メカニズム」「ニコンレンズ開発者に聞く 新時代を支える先端技術」「フィルムvs.デジタル 最新レンズ撮り比べ」「デジタル時代の名玉で撮る」の4項目が挙がっているのでちょっと興味深い。デジタル用になると設計でどこがどう変わってくるのかを知ることは、フィルムで楽しむ上でも参考になる。デジタル用の設計をした単焦点レンズがかつてのフィルム時代の単焦点レンズと描写などが違ってくるのであれば、現行の古い設計のレンズや中古レンズがますます重要になってくる。まあ、プリントを見て何のレンズか当てることは不可能だろうが、二つ並べると違いが分かることはあるかもしれない(笑)。だからどうした、といわれればそれまでだが(笑)。
デジタルだからこそモノクロは愉しい! って言われてもなぁ(笑)。GR DIGITALもモノクロモードがあるが、積極的に使っていない。カラーからモノクロ化が可能だが、モノクロからカラーにはできないからだ。これがフィルムだと不可逆なのは同じだが、モノクロフィルムは色素を使っていないので、フィルムの劣化が非常に遅いうえに描写も違うのでモノクロを使う意義があると思っている。フィルムの場合、自家現像やプリントもモノクロとカラーとでは環境が違うので、モノクロをやる意義がある。デジタルの場合は、表現の方法として以外にモノクロをやる意義がどこにあるのか知りたい。
などと偉そうに言えるような自家現像はしていないのであった(爆)。しかし、自家現像をしていない私でも知っているのが「D-76」。これ、機関車の番号じゃないです(笑)。「銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 D-76 」、内容に期待している。
コシナNOKTON classic 35ミリF1.4。おお、ついに35mm 1.4が。ってclassicって付くということはライカマウントなのだろうか。これでSLシリーズだったら面白いのだが。個人的には、コシナには京セラ・ヤシカ/CONTAX用のDistagon T* 35mm F1.4をDistagon T* 1.4/35 ZFとして復活させてほしいと思っている。
写真は記事とは関係ない。
車内2:Nikon F-301、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、1/15sec、F2開放、Kodak TRI-X (ISO400)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
コメント
_ りー ― 2008年01月15日 15時13分10秒
_ Haniwa ― 2008年01月15日 17時34分43秒
うらやましいです。せめて現像だけでも自分でやろうかとおもいつつなかなか踏み出せないですね。長続きする形でぼちぼち出来る範囲でやっていきたいですね。
ああ、最近写真を撮る機会が減っています。とほほ。
_ WANI ― 2008年01月15日 21時39分30秒
全く同感です。デジカメで撮って画像ファイルのままブログにアップするだけだとどうしても目が行かないでしょうけど、原理を知っているとまた写真を撮る楽しみに対して違う見え方がするだろうなと思いますね。
中学の夏休みに周遊券とF2を持って東北を汽車で撮り歩いて駅の待合室に寝泊りして溜め込んだフィルムを夜行列車で帰ったらすぐフィルム背中合わせで1リールに2本巻いて3ロールタンクに3リール放り込んで6本同時現像やってでも早く撮った写真を見たくてしょうがなかった位楽しいです(w。水洗いの終わったフィルムが乾くのも待ち遠しいし、夜にならないとお座敷暗室が使えないのも待ち遠しかったですね。トリミングして焼いて、現像液に漬けた印画紙にボヤーっと像が浮いてくるのを見ると気分は最高潮です。その代わり現像失敗すると死にたくなる位がっかりする人生の挫折を味わう事もできる諸刃の剣とも言えます(w。まぁ、これは写真の原理を知ってると・・・とはあまり関係ない私個人のお話ですが(w。
やってしまうとそんなに敷居は高くないと思ってしまいますが、未体験な方からだとどうしても敷居が高いですよね・・・。特に引き伸ばしは引き伸ばし機の入門機がラインナップに無くなるとお金の面で一気に敷居が・・・。
そんな今のご時世でD-76の購入ガイドか何かの特集ですか!?なんともそういう特集があると銀塩文化の維持のために・・・って感じがしますね~。D-76は例によって20数年前にTry-Xの現像のために一度だけ買って来た事がありますがガロン表示のパッケージに面食らってそれ以来コダック恐怖症です(w。
あ~、何か興奮してしまいました(w。
まぁ、あれです、気軽に写真撮って楽しめるのもいいですが、手間がかかるのも悪くないですよ(w。フィルム代が気になるとか、現像がめんどくさいとか理由は何にしろ1カットづつ大事に撮る習慣が身につくかもしれませんし。
_ Haniwa ― 2008年01月16日 08時52分18秒
仰るとおりだと思います。
しかし、前にも書きましたが、フィルムの縮小傾向の中で新たに設備投資するのは勇気が要ります。また、タンク現像なら何とかなりそうなのですが、暗室でプリントは諸事情から実現しなさそうです。モノクロの醍醐味は暗室でのプリントにあるように私も思いますので、それが出来ないのであれば、モノクロもDPEで安易に楽しむのが精一杯という感じです。
モノクロのプロセスを楽しむというのは楽しそうだと思います。80~90年代がそういう楽しみ方に一番適していたんでしょうね。
D-76は特集じゃないと思います。用語解説みたいな読み物だと思います。
フィルムの先行き不透明感、これがなければ、えいっとF6買うとか踏ん切りがつくのですが(笑)。もちろんF2はいずれお迎えいたします。ここがF2とF6の違いです(笑)。フィルムの先行きに関わらず買う気になれるカメラがF2だと思います。値段にもよりますが(爆)。
_ りー ― 2008年01月16日 09時37分25秒
ということでWANIさま
「俺たちはモノクロ写真の現像プリントの楽しみを知ってるもんね~」
って事でよいのではないでしょうか。
ということでHaniwaさま
自家現像をやるかどうかは、そういう時代に思いっきり写真趣味にハマった我々だけの事なので、今からやるこたないでしょう(笑)。
ということで、今日から本格的に仕事始めだったりします。
遅すぎるって~!
_ Haniwa ― 2008年01月16日 12時51分17秒
いいですよねぇ。
しかし、時代の移り変わりが速すぎ。私がSUPER COOLSCAN 5000ED買った2年半前と違って、いまから万人に専用フィルムスキャナ買うのをお勧めできない雰囲気です。まあ2年半前も万人にお勧めできたわけじゃないんですが(笑)。
さあ寒いけど頑張りましょう。\(^o^)/
_ WANI ― 2008年01月16日 21時25分03秒
>「俺たちはモノクロ写真の現像プリントの楽しみを知ってるもんね~」
そうですね~、この楽しみを分かち合えないのが非常に残念です。
特に道具を揃えるお金の事と現代人に趣味のために割く時間を求められる様な事が重なると誰でも「やりたいんだけどね・・・」と言う事になってしまいますよね。
まぁ、それでもやりたい人はやりますし、思い切れない人もデジタルでも何でもその人なりに写真を楽しめるのが第一ですからね。
ただ1つ言えるのは、今時のデジカメ、レンズ、アクセサリー類と違って暗室用品でも現像タンクや引き伸ばし機は大事に使えば一生物にもなる道具なので一度買えば十分ですよって事ですね。後はフィルム・印画紙・薬品類がいつ手に入らなくなるか・・・!?に対する考え方次第ですね。私は少なくとも私の生きているうちは無くならないだろうと楽観してます(w。もしどこのメーカーも生産中止ってなったら・・・適当に買い込んで備蓄ですね(w。ちなみにフジの100ft缶が無くなる前に・・・とネオパン100とネオパン1600で10缶程備蓄してます(w。使い切る前に腐らせない様に気をつけないと・・・。
そんでもって私のEL-Nikkor50mmF2.8Nは箱にもレンズにもMade in Japanとありますが、これはMade in Chinaではないと言うことですかね?
_ Haniwa ― 2008年01月17日 08時46分24秒
いやー、今朝も寒いですねぇ。
そうですね。まだやりたい人がやれる環境は残っています。今すぐには出来なさそうですが、出来るようになればやりたいとは思っています。そのときまで環境が残っているかが問題ですね。
私もフィルムはかなり残るとは思っています。しかし、価格と種類がどうなるのかは分かりません。「コダクロームの海外現像代3500円は安かったよなぁ」なんて時代が来るかもしれません(苦笑)。
_ りー ― 2008年01月17日 09時29分36秒
EL-Nikkorも早い段階で中国製になったみたいですね。
AF Nikkorと同時期ではないでしょうか。
_ りー ― 2008年01月17日 17時12分36秒
今日も寒かった~。
東京の寒さくらいなんだね、こっちは大雪だ!という北国の方
はたまた、今日は半袖だよ!という南国の方、コメント待ってます。
明日は朝から夜まで移動だらけです。
よい週末を~\(^o^)/
_ Haniwa ― 2008年01月17日 17時25分01秒
いえ、本州の雪国の人に聞きましたが、関東の乾燥した冬の方が辛いと言っていました。また、北海道出身の人は、関東の内陸部は都心よりもはるかに寒いのに家の作りが耐寒仕様になってなくて北海道の屋内よりも寒い、と言っていました。それはお前さんが安アパートに住んでいるからじゃないのか、と突っ込まれていましたが(笑)。
ああ、コメントだけでもぬくぬくのものが欲しいですね(笑)。
_ MANA ― 2008年01月17日 20時43分22秒
>コシナNOKTON classic 35ミリF1.4 赤城耕一
これですが、VMマウントの様です。
対象形のレンズ構成(6群6枚)、超高屈折ガラスの採用、大口径なのにコンパクト(フィルタ径43mm、外径55mm×全長28.5mm、200g)みたいです。最短撮影距離は0.7m。
そして、マルチコーティングとシングルコーティングが発売されるみたいです。
価格は、78,750円(税込み?)。2月の発売みたいです。
私もSLIIシリーズであることを期待していましたので、ちょっと残念。
_ MANA ― 2008年01月17日 20時43分44秒
_ WANI ― 2008年01月18日 01時16分02秒
うむぅ・・・、そうなるとこのレンズも中国で製造して完成品じゃない状態で日本国内の工場へ入って出荷状態に仕上げされるとMade in Japanになるって奴かも知れませんね(w。
_ Haniwa ― 2008年01月18日 08時37分31秒
いつも情報ありがとうございます。
ライカM互換マウントですか。35mm F1.2がファインダーが結構ケラレたので、F1.4はスリムになっているのでしょうか。気になりますね。
WANI 様
りー様の情報からすると90年代半ば以降は中国製のようですね。90年代前半のあまり使用されていなかったものかもしれませんよ。
それから、昨日富士の「ダークレス」買いました。できればこの週末にネオパンPRESTO24枚撮りを撮り切ってトライしてみたいです。
_ WANI ― 2008年01月18日 12時51分32秒
うは!ダークレス行きましたか。
私も買ってはみたもののまだ未体験です(w。
気付けば私は長尺フィルムを巻いて使っているのでパトローネのスプールにテープで止めるのでダークレスでは危険だと・・・。なのでパトローネ入りのネオパンSS24枚撮を何本か購入してあります(w。
_ Haniwa ― 2008年01月18日 13時25分48秒
HCLのスリーブ買うついでに買ってしまいました。
ダークレス、24枚撮りが推奨らしいのですが、外箱には何も書いてないんですよね。簡単な説明を書いておけばもっと買う人が増えるんじゃないかと思うのですが。富士にとっては消費が増えたら困る商品だったりして(笑)。
_ WANI ― 2008年01月19日 14時35分35秒
ん~、ダークレスどれ位売れている物なのか気になりますね。
ネットで検索すると結構体験談を載せている方も多いですし、この現像器を使ってナニワカラーキットでカラーネガ現像しちゃう人もいますし、これを見て興味を持ってやり始める人ってのも結構いそうな感じはしますが果たしてどれくらいの市場になっているのやら・・・。
現像中ひたすらクリクリ回している様ですが、現像器が小さいから結構しんどそうですね。温度が20~25度の範囲でってのが大雑把ですが仕上がりにどれくらい変化あるのやら等々1本現像しただけでは興味は尽きないかも知れません。
_ MANA ― 2008年01月19日 22時21分01秒
WANI様
今日、24枚撮りフィルム、買ってきました。
ココまでは極めて順調。
次へのステップが何時になる事やら…
#でも、ちょっと楽しくなってきました…
_ Haniwa ― 2008年01月19日 23時58分32秒
ダークレス使ってみました。むらもなく簡単に現像できました。ネオパン400PRESTOの24枚撮りですが、濃くも薄くもなくいい感じです。若干粒子感があるような気がしますがもう少しよくみないとなんとも言えません。温度は22度でやってみました。
ちいさなつまみでくりくりと回すのは疲れますが、水洗の前まで10分以内に像が出てくるのは面白くてまた明日もやってみたくなります。
キット以外にクリップとスポンジと温度計が必要です。
さあ、皆様もダークレスへ!(笑)
詳細と画像は記事に書くつもりです。月曜になるかもしれませんが…。
_ りー ― 2008年01月20日 13時24分18秒
何にしろHaniwaさま自家現像初体験おめでとう!
_ WANI ― 2008年01月20日 18時59分32秒
説明書を見るとムラ無く現像できるにはちょっと慣れが必要なのかな!?と感じましたがひたすらクリクリと攪拌してれば心配なさそうですね。
私は最初に買う時に、これだなと思って現像器のセットを手にしたはずなのにいざレジへ持って行ったのは薬品キット、しかも6本入りと言う大ボケをやらかしまして、その後で薬品1本の現像器セットを買ったので7回分も薬品が・・・(w。
早く一回体験してみないと・・・。
_ Haniwa ― 2008年01月21日 08時47分45秒
ありがとうございます。でも一部に水滴跡が…。
ダークレス、簡単でいいですね。モノクロネガの同時プリントは即日でやってくれるところが少ないので、ダークレス最速です(笑)。
WANI様
わたしも間違いそうになりました。店員に聞いてやっと現像タンクの入った基本キット(薬品3本分いり)と、3本分お薬品のみと6本分の薬品のみの区別がつきました。薬品1本分のものもあるのですか。じゃ都合4種類ですか。ダークレスのパッケージ、もう少し分かりやすくすべきですね。
あとで記事にしますが、水洗にドライウェル使った方がよさそうです。
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デジタルでモノクロ。うーん。出来上がったプリントは、フィルムで撮ったものと変わらないのかもしれませんが、私は、モノクロこそ写真の原理が分かるものだと思うんですね。
撮影の時に光が当った部分がネガ上で感光し黒くなる。そして印画紙に焼き付けられ白くなる。光をカメラというブラックボックスの中に取り込み、闇の中で現像したネガをさらに、暗室というブラックボックスの中で光によって焼き付ける。これを身体で体験しているかどうかは大きな違いだと思います。
自家現像を体験してなくては駄目だとまでは言いませんが、私はフィルムカメラしかない時代に写真を始めて、しかも暗室から写真を始めて幸せだったと言い切れます。だって最初に暗室作業をした時は感動しましたから。