デジタルカメラとワイヤレス接続の必要性2008年01月10日 00時00分00秒

新江ノ島水族館:GR DIGITAL、28mm相当、1/13sec、F2.4開放、ISO400、-0.3EV,プログラムAE

パナソニックが無線LAN搭載のコンパクトデジタルカメラを参考出品したようだ。
【2008 CES】無線LAN搭載デジカメを参考出品した米Panasonic(デジカメWATCH)

ニコンもCOOLPIX S51cなど無線LAN接続のものを発売していて、今後こういう機種が増えると思う。無線LANはセキュリティの不安があり、最近はソニーのPlaceEngineでプライバシーの懸念もある(議論無しに先行するPlaceEngineに恐ろしさを感じる ― 2007年11月13日参照)ので、個人的にはあまり使いたくないと思っている。もちろん、セキュリティについてはWEPよりも強度のある暗号方式を使えばいいのだろうが、世の中には暗号化していないアクセスポイント(AP)が山のようにあり、またWEPにしか対応していないクライアントもかなりある。自分の家のAPと自分のクライアント機で使う分には強固な暗号を使えばいいのだろうが、その使い方だと無線である必要性が低い。よそとつながるから無線の意義がある。しかし、そのよそとつなぐ際に認証やら暗号などが低いか無いというのが嫌なのだ。

正月に新江ノ島水族館に行ったら、入ったところでカメラのシャッター押しサービスというのをやっていた。しかし、よく観察していると、お客のカメラを預かって撮ってあげると同時に水族館(ないし出入りの写真業者)のスタッフがデジタル一眼レフ(EOSデジタル)で撮っているのだ。それを離れたところでプリントアウトして売りつけているようだ。シャッター押しサービスの勧誘時には同時撮影のことは言わないであとで写真を売りつけるようなやり方は気に入らないし、大事なカメラを知らない人に触らせるのも嫌なので(笑)、そんなサービスは頼まないのだが、その時にスタッフが使っていたのが、ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2だったのだ。

デジタルカメラと無線LANってそういう使い道があったのか、と今更ながらに思った。入り口でデジタルカメラでお客を撮影し、離れたところのPCとプリンタでプリントアウトアウトして売りつけるという使い道だ。離れたところでプリントアウトするのは、印刷時間を稼ぐためだろう。なるほど、スタジオ以外でそういう使い道があったのか。

でもそういう使い道って一般人にはあまり関係ない。また、一般人がニコンmy PicturetownとかGoogleのPicasaに送る必要性ってそんなにあるのかなぁ。必要性があるというよりはそういう需要を作っているんだろうなぁ。個人的にはデジタルカメラのCFスロットにデータ通信カードが刺さって好きなところに接続できる方がありがたい。Willcom(KWINSやbitWarp含む)のCF型データカードやAUのW05Kあたりが刺さって使えるとうれしいかも。イーモバイルのCF型通信カードD01NXは、ハードウェアが特殊な構成らしくて使える機器が限定されていてかつ使える機種でも不安定なようで次機種に期待したいが。

でもよく考えるとカメラにCF型通信カードが刺さらなくても小型のPCと通信カードがあればいいかな、とも思う。デジタルカメラにブラウザが搭載されてどこのサイトにもアクセスできるようになると今度はセキュリティホールやウィルス・ワーム・トロイの木馬などが問題になってくるだろうし。デジタルカメラとPCとの間がbluetoothでつながるとかの方が実用性あるような気がする。と簡単に前言撤回してしまう(笑)。


写真と記事とは関係ない。
新江ノ島水族館:GR DIGITAL、28mm相当、1/13sec、F2.4開放、ISO400、-0.3EV,プログラムAE

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