富士フイルム、高級コンパクトフィルムカメラ KLASSE(クラッセ) W ブラック新発売 ― 2007年11月15日 00時00分00秒
今日も早めに更新。タイトルがいつも長めですまん。月曜日のニュースで少し古いのだが、富士フイルムが高級コンパクトフィルムカメラのKLASSE(クラッセ) W ブラックを新発売する。
高い描写力と表現力で好評の「クラッセ W」にブラックボディ新登場!高性能高級フィルムカメラ「KLASSE(クラッセ) W ブラック」新発売(富士フイルム)
私の大好きな焦点距離の28mm単焦点レンズ搭載なのだが、そそらないのは何故だ。レンズも富士フイルムのレンズだから高性能なはずである。でもそそらないのだ。うーむ。
ひとつには値段が高いというのがあるだろう。メーカー希望小売価格(税込)101,850円という価格だ。富士のサイトには税別97,000円とあるが、税込にすると10万円を超える。GR DIGITALには79,800円も出すし、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZFにも10万円出すのに、なぜかクラッセWには出す気がしない。自分でも何故そそらないのか分からない。
デザインがそそらないというのもあるだろう。なんか斬新でもなくクラシックでもなく中途半端。しかしそれだけでそそらないわけではない。うーむ。
やはり、富士が作例をバンバンとあちこちに載せないからじゃないか。京セラCONTAXのBiogon T* 28mm F2.8なんかは雑誌の作例で惹かれて、いまだに欲しいと思うことがある。京セラはカメラ事業から撤退したし、Gレンズはつぶしが効かないので買うのを躊躇しているが、ライカマウントに改造してHexar RFあたりで使ってみたい気がする。しかし、KLASSE Wは雑誌の裏表紙に広告がよく載っている割には、雑誌の記事で取り上げられることが少なく、なんかどんなレンズか分からない。ミノルタTC-1とかリコーGR1シリーズのような強烈な個性が感じられない。というか私が知らないだけなのだが(笑)。
まあ、カメラ雑誌の編集部に裏から手を回して特集を組ませるほど富士も力を入れていないし、入れられないのだろう。
でも、カメラはレンズでしょ。レンズの描写を前面に出して、おおこんなレンズが使いたかったんだよぉ、兄貴ぃ、と唸らせる作例をお願いしたい。富士にはFilm&Imageという冊子があるじゃないか。富士のホームページに作例載せるのでもいい。「富士フイルム公式 Klasse Blog」とか(笑)。とにかくそそらせてくれぇ(笑)
そそる作例が掲載されたら買うのかって?うーん、Distagon T* 2/28 ZFならフィルムがなくなってもデジタル一眼レフで使えるが、クラッセはただの箱になってしまうからなぁ。この時期この値段でつぶしの利かないものを買うことがリスキーな感じがするのがそそらない理由か。富士は頑張っているのにコダックが終末感漂わせまくっているからなぁ…。
写真は記事とは関係ない。
横浜みなとみらい:GR DIGITAL、28mm相当、1/5sec、F2.4開放、ISO154、-0.3EV、プログラムAE
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