Kodak T-MAX400白黒フィルム(TMY)のリニューアル ― 2007年10月26日 00時00分00秒
りー様からコダックのT-MAX400(TMY)白黒フィルムがリニューアルされる情報を戴いていたのだが、コダックの日本法人の情報を探していてなかなか公式発表が見つけられなかった(執筆時現在kodak.comは「サーバーが見つかりません」状態)。コダックの国内フィルム事業を移管された加賀ハイテックのサイトで情報を見つけた。10月10日の情報で2週間以上遅れてすまん。
コダック社 世界で最もシャープな解像力と細かい粒状性を併せ持つ
新しいコダック プロフェッショナル白黒フィルム「T-MAX400」を発表(加賀ハイテック)[PDF:141KB]
<ニューヨーク州ロチェスター(10月9日)発>数十年に亘って、優れた写真家達は最高の芸術写真を表現するために、コダック社の白黒フィルム製品に信頼を寄せてきました。イーストマン コダック社は、改良されたコダック プロフェッショナルT‐MAX400フィルムを導入することで白黒フィルム製品ポートフォリオをより充実させることを発表しました。
コダック社の特許であるT粒子乳剤技術を活用したこの新フィルムは、より細かい粒状性とより高い シャープネスを実現しました。新しいT‐MAX400フィルムは、世界最高の粒状性と世界最高の シャープネスをもって比類なき製品として、写真家達に通常では感度100のフィルムでしか得ることの出来ない透明感のあるイメージをもたらします。T粒子乳剤技術は、25年前に導入され、いまだに写真業界においてとって代わるもののない優れた技術です。「新しいT‐MAX400フィルムは、これまでに見たことのないくらい優れた粒子構造となっている。そのことが、コダック製品の長年の定評ある品質管理と相俟って、非常に価値ある写真表現手段となっている。」と著名な写真家でありかつプリントマスターであるジョンセクストン氏は語っています。
尚、新しいコダック プロフェッショナル T‐MAX400フィルムの日本国内での販売時期等は未定です。
ということで、りー様の情報どおり、微粒子になるらしい。現行のT-MAX400(TMY)の在庫が捌けてから投入なのだろうか。未定ってちょっと不安。なにせ本国アメリカでは現行品のKodachrome 200(KL)やKodachrome 64(KR)やKodachrome 64 Professional(PKR)を日本国内では販売終了にするぐらいだから…。あと、肝心の現像関係に変更があるのかないのかも情報不足だ。
コダック本体のサイトも参照したいのだが、今現在なんかサーバーが不調のようだ。Kodak.comっていつもサーバーが重いし、日本語のページは情報少ないし遅いし、やる気ないのか。あっ、でもこんな時勢にフィルムを新しくしてくれることに感謝しなきゃ。ありがとう、コダック!早く新しいT-MAX400を使ってみたいぞ!
りー様、情報ありがとうございました。
写真は、現行のKODAK PROFESSIONAL T-MAX400 (TMY) フィルムパッケージ。
コメント
_ りー ― 2007年10月26日 10時28分06秒
_ Haniwa ― 2007年10月26日 11時37分15秒
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/1007/101007.shtml
昔のテレビ局みたいに深夜になると停波ならぬサーバー停めるのかなぁ(笑)。
コダックの日本国内でのフィルム事業はやる気なさそうですよねぇ。パッケージが英語のままでいいから輸入して欲しいぞ、Kodachrome、New T-MAX400!
そういえば、アメリカのコダクローム現像はマウントが基本みたいですね。日本ではリバーサル使うアマチュアの大半はスリーブですよね。むこうにはプロジェクタ使って投影する文化があるんでしょうね。
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ふと思ったのですが、モノクロフィルムでのアートは日本よりも欧米の方が盛んなのかもしれませんね。モノクロだけでなくコダクロームの経緯など見ていると、コダックも日本の市場にあまり期待していないのではないでしょうか。かく言う私も今年は何と一回も暗室作業(現像だけはしてる)をしてません。ああ。