Nikon F100用データバックMF-29のフィルム確認窓がぁ ― 2007年10月10日 00時00分00秒

ニコンF100用データバックMF-29にある、フィルム確認用の透明窓がなんかちょっと浮いてきた。
先週末にAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)を付けて撮影していて、右手で何かをする必要があって左手だけで握っていたら、パキッという嫌な音がした。裏蓋のフィルム確認窓の下のほうが左手の親指で押されて少し内側に動くようになってしまっている。上のほうは固定されているので、上を支点に少しバネのような感触になっている。うう、なんてヤワなんだ。
まだフィルムが入っていて開けられないので(実はその後2本続けて撮っているのだが)、ノーマルの裏蓋でどういう構造になっているのか確かめた。しかし、漏光防止のモルトが張ってあって、透明窓が裏蓋本体にどのようについているのか分からない。たぶん接着じゃないかなぁ。接着だとすると自分で接着すればいいのだが、F100の裏蓋はMF-29もプラスチック製なので、どういう接着剤がいいのか分からない。プラスチックは種類によって全然違うので難しい。しかも透明窓なので、失敗して白濁したら嫌だしなぁ。
いまのところ実用上の問題はないのだが、丁度左手の親指が当たる辺りでムニムニするのでなんか嫌な感じだ。はやくフィルムを撮りきってなんとか対策を考えよう。ニコンに修理に出したら、全とっかえになりそうな気がするのだ。
ちなみにF100のノーマル裏蓋のフィルム確認窓は、MF-29とは違って、少し凹んでいるので、確認窓に力が掛かりにくい。MF-29の方は確認窓が裏蓋よりもほんの少し出ているのだ。このために力が掛かってパキッとなってしまったようだ。とほほ。
フィルム確認窓ってあれば便利だけど、なくても困らないものだなぁ。なければないで覚えているし、覚えられなければメンディングテープにフィルム名書いて貼ったりするし。敢えて言うと何枚撮りかというのが一番重要だ。あと何枚撮れるのか分からないと困る。しかし、36枚撮りしか使わないと決めておけば問題ない。F3にはMF-14を付けていて、フィルム確認窓もないし、フィルム箱の蓋を入れるところもないが、なんら不便じゃない。まあ、もうデジタル時代になって、フィルム確認窓どころか裏蓋自体が珍しいものになりつつあるからなぁ。
【追記:2007年10月16日】
F100用データバックMF-29のフィルム確認窓修理完了 ― 2007年10月16日
コメント
_ ゴン太 ― 2007年10月10日 19時11分01秒
_ Haniwa ― 2007年10月10日 23時53分12秒
そうですね、安っぽく見えます。面積が少ないので割れなさそうですが、今回のように内側に外れそうになる危険はあります。中にフィルムのパトローネが入っている場合、脱落は免れるでしょうけれども。
手元のF-301やF-501(1985~1986年)で既にフィルム確認窓が採用されています。同じ頃ですね。
_ りー ― 2007年10月11日 12時54分19秒
撮影は室内でしたが、外光が差し込んでいて、WBの設定も絞りの選択も幅が出て最高。お日様の力は絶大です。
さてフィルム確認窓。FM3Aにこれが付いたのはショックでした。しかも縁取りが大きいので指触りが悪い。F4にも付いてますが裏ブタ全体のラバーが肉厚なので気にならない。そのF100はもう表と裏との両方から黒いテープでも貼ってしまうしかないですね。でも内側のモルトを剥がすとパトローネが安定しないのかな。
これと似た事故で、昔、ペンタックスの視度補正レンズとオリンパスの接眼部をゴシゴシ拭いていて、パキッとやったことがあります。前者はアクセサリーなのでいいとしても、オリンパス本体の接眼部レンズが斜めになって被写体がゆがんで見えたのはショックでした。よくある事故のようです。
_ Haniwa ― 2007年10月11日 14時12分18秒
そうですね、FM3Aのフィルム確認窓は斜体字のNikonロゴとともに違和感がありました。ああ、FM3A欲しいなぁ(笑)。
F100のは完全に外れてはいないんですよ。多分下半分の接着が剥がれたんではないかと。モルトを剥がさないと修理できない感じなんですが、真ん中に穴の開いたモルトを自分で作るのが面倒だなぁと思って、自己修理を躊躇しています。まあエポキシで固めてモルトで塞いでしまってもいいんですが。
接眼部バキッというのは嫌な壊れ方ですよね。まだペンタ部が凹んだ方がマシ(笑)。ニコンの角型の視度補正レンズもすぐにヒビが入ります。F-301に付けた新しい視度補正レンズももうヒビが入っています。視度補正レンズにさらに枠付き接眼ラバーとか付けるからだと思うんですが(笑)。
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