リコー Caplio R6(デジカメWATCH実写速報)2007年04月11日 00時00分00秒

牛ヶ淵:GR DIGITAL、28mm相当、1/290sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

このBlogやHPの写真のうち、製品写真はほとんどがNikonのCoolpix 2500 (E2500)で撮ったものだ。だがCoolpix 2500は起動が遅くて、ピントが画面全体のコントラストで決定されるため、近接時に意図と違ったところにピントが来てどうしようもないことがある(ひどい時は日の丸構図なのに画面の隅にピントが来ていることがある)。それで、ズーム付きのコンパクトカメラが気になっていた。GR DIGITALはいいカメラだが、たとえこのようなBlogであっても、製品写真を撮るのには向いていない。広角単焦点レンズで、パースペクティブが強調されて、製品の形がうまく伝わらないからだ。

それで、リコーのCaplio GX100が気になっていたのだが、なかなかサンプル画像がでない。先日ヨドバシカメラに寄った際に、同じくリコーのCaplio R5と新発売のCaplio R6が並んで売られていた。R5の方はかなり安くなっていて、Blog用にならこれで十分じゃないかと思わず買って帰りそうになったのだが(笑)、隣のR6を見ると、R5に比べて厚みが薄くなっており、それだけでもR6を買う価値がありそうに思えた。R5はワイシャツのポケットに入らないが、R6なら入りそうだったからだ。結局R6はちょっと高いので、衝動買いは免れた(笑)。

そのCaplio R6の実写速報がデジカメWATCHに出た。
【実写速報】リコー Caplio R6 ~スリムになった広角28mmからの7.1倍ズーム搭載機(デジカメWATCH)

しかし、Caplio R6の広角端(28mm相当)の樽型の歪曲を見て萎えた。まあ、28-200mm相当の高倍率ズームであるから、広角端の樽型歪曲は仕方ないのだが。どうも単焦点の基準でみてしまう(笑)。というか100mm以上の望遠はコンパクトデジタルカメラで自分では必要ないので、もっとズーム倍率を小さくして歪曲の少ないレンズにして欲しいなぁ。あっ、それがCaplio GX100か。結局GX100に行き着くのか(笑)。

まあ、手元にあるAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sの35mm時の歪曲収差と言ったらすごいものがあるので、28-200mmの広角端であれぐらいでまとめているのはすごいことなのだが。ちなみに Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sの35mm時の歪曲収差は、アサヒカメラのニューフェース診断室によれば、-4.0%の樽型の歪曲で、室内などで使うと、フィッシュアイかと思ってしまうほど曲がる(ちょっと言いすぎだが-笑)。歪曲収差の感覚的な許容範囲は、だいたい樽型が-2.0%以内、糸巻き型が+1.0%以内と言われていて、糸巻き型のほうが目立つらしい。だから、高倍率ズームはどうしても望遠側の糸巻き型の歪曲を修正した結果、広角側の樽型が残ることになる。広角端の歪曲を抑えると、望遠側がひどい糸巻きになり苦情続出になるのだろう。


写真は記事とは関係ない。
牛ヶ淵(東京・九段):GR DIGITAL、28mm相当、1/290sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

田安門から牛ヶ淵・九段会館方向を望む。

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