頑張る富士フイルム、高性能高級フィルムコンパクトカメラKLASSE SとVelvia50 Professionalフィルム新発売2007年03月16日 00時00分00秒

連結3(小田急藤沢駅をJR東日本藤沢駅から撮影):GR DIGITAL 28mm相当、1/500sec、F3.5、ISO400、-0.3EV、プログラムAE

相変わらずタイトルが長くてすまん。富士フイルムは、高性能高級フィルムコンパクトカメラ「KLASSE S」とフジクローム「Velvia50」プロフェッショナル(ブローニーサイズ、シートサイズ)とを新発売する。
写真を撮る喜びを実感する高性能高級フィルムコンパクトカメラ「KLASSE(クラッセ)S」あらゆる被写体に対応する焦点距離38mmレンズ搭載!新発売
フジクローム「Velvia50」プロフェッショナル(ブローニーサイズ、シートサイズ)新発売

クラッセSは、38mm F2.8のレンズを持つフィルムカメラだ。いまどき新規でフィルムカメラを発売する富士フイルムにエールを送りたい。しかし、メーカー希望小売価格(税別)89,000円というのはなぁ…。その金額でニコンFマウント用のレンズを買いたくなる(笑)。たとえばCarl Zeiss ZFレンズとか。また私は興味ないが、その値段出すならデジタル一眼レフの廉価機が気になるという方もおられるだろう。結構微妙だ。また38mmという焦点距離は昔からコンパクトカメラで多用されてきた焦点距離だが、私はあまり好きではない。35mmにして欲しいと思う。それは多分私が広角好きだからもう少し広角よりの方がいいと思うのだろう。コンパクトデジタルカメラでもズームの広角端が38mm始まりのものが多く、個人的にはちょっと萎える焦点距離なのだ。まあこれは個人の好みの問題だが。そういう意味では35mm F2レンズ搭載のコニカヘキサーのほうがそそるものがある。もう中古でしか手に入らないが。

富士の新しいリバーサルフィルム、Velvia50(ベルビア50)プロフェッショナルは、一部原材料の入手困難により製造中止を決定したVelvia(ベルビア)を、いわば「復刻」したようなものだ。いったんはVelvia100F(ベルビア100F)を後継にしようとしたものの、感度もフィルムの傾向も同じではないので、Velviaの存続を望む声が強かった。それを別の原材料でISO50のほぼVelviaと同じフィルムを開発したのだ。富士フイルム、偉いぞ、偉すぎる。

Velviaの135は当面販売継続で、4月15日から、ブローニーとシートのVelvia50プロフェッショナルが販売される。

なお、35mmサイズは当面現行品での販売を継続し、当社および流通在庫の状況を見ながら新製品への切替えを検討させていただきます。

【関連】
富士フイルム、フジクロームVelvia II(仮称)の開発および発売を発表(2006年10月23日)
PMA2007で富士フイルムは銀塩新フィルムを展示(2007年02月22日)

【関連追記:2007年11月22日】
フジクローム「Velvia50」プロフェッショナル(35mmサイズ)12月16日新発売 ― 2007年11月22日
【関連追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
連結3(小田急・藤沢駅をJR東日本・藤沢駅から撮影):GR DIGITAL 28mm相当、1/500sec、F3.5、ISO400、-0.3EV、プログラムAE
小田急の藤沢駅は、小田急江ノ島線の終点ではないのだが(終点は片瀬江ノ島駅)、終点みたいになっている。新宿や相模大野方面から来た電車はここでスイッチバックして江ノ島方面へ向かう(逆も同じ)。

Kenko、ニコンFマウントのメカニカルフィルムカメラを発表(追記あり)2007年03月16日 00時00分01秒

ユキヤナギ:GR DIGITAL 28mm相当、1/440sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムオート

記事はなるべく1日ひとつにしようと思っているのだが、これは新しいフィルムカメラの話題だし、今日は金曜日なので週末の話題提供ということで今日2個目の記事だ。

写真用品で有名なケンコーが、ニコンFマウントのフルメカニカルフィルムカメラを発表した。
ケンコー、カラーメーターや露出計などを発表(デジカメWATCH)

デジカメWATCHのタイトルにも書かれていないし、記事の下の方に書かれているので見落としがちだ(笑)。手巻き式でメカニカルシャッター搭載。露出計内蔵でAi方式のレンズに対応とある。なんかどこかの国製のコピー商品みたいでそそらない外観だが(申し訳ない)、こういうカメラを出そうという意気込みは高く評価したい。またファインダー倍率0.91倍も高く評価できる。

まだ製品化までに間に合うのか分からないが、注文をつけておく(ケンコーの人がここを見ているという保証は全くないのだが)。まずは、いまさら出すフィルムカメラなのだから、Ai方式の測光に対応するだけでなく、Ai連動レバーを跳ね上げ式にして、Aiよりも前のオートニッコールも装着可能にして欲しい。

ファインダー内の露出表示なのだが、色々と意見はあるだろうが、個人的にはLEDで細かく示して欲しい。具体的には△と○の組み合わせの5段階表示ではなく、+-2段か3段あたりまでLEDの列で示せるようにして欲しい。

どういうスクリーンが装着されるのか分からないが、FM3Aのファインダースクリーンは採用できないにしても、FM/FEシリーズと同じ規格のスクリーンを交換式で採用してもらえれば、好みで色々とスクリーン交換できるのでありがたい。またペンタプリズムはアルミ蒸着ではなく銀でお願いしたい。

ファインダー接眼部は角型ではなく、コシナから出ているZeiss Ikon用の視度補正レンズが使える丸型にして欲しい。要するにFM/FEシリーズと同じ接眼部にしてくれ、ということなのだが。

あと、外装が金属なのはよいのだが、ブラックもお願いしたい。

全部実現したらFM3Aよりも高くなってしまいました、なんて笑えない結果になるかもしれないが(爆)。

【追記】
なんかどこかで見たことがあるなぁ、と思ったら、まんまPHENIX(鳳凰)DN60じゃないか(泣)。シャッター幕の外見がちょっと違うけど。上位機種のDN66ですらないというのは、ケンコーやる気なし?とほほ。
http://www.eyeopte.com/dnek01.html
【追記ここまで】

【追記:2007年8月21日】
マップカメラ、Kenko製フィルム一眼レフカメラの特注モデル『KF-M1』を2007年9月下旬に発売 ― 2007年08月21日
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
ユキヤナギ:GR DIGITAL 28mm相当、1/440sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムオート
あんまり電車ばかりでもなんなので(笑)。ぱにー様もお忙しそうだし。

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