1年寝かせたコダクローム200(KL)はニュートラルだったが変なものが… ― 2007年03月15日 00時00分00秒
一昨年(2005年)の暮れに生産終了になったKodachrome 200(KL)を久々に使ってみたら、結構ニュートラルな色だった。KLはマゼンタ被りが有名で、私も過去に使ったかなりのコダクローム200がひどいマゼンタ被りだった。今回のフィルムは、乳剤番号(エマルジョンナンバー)は2671で消費期限10/2006のもの。冷蔵庫に保管していたものだった。しかし、もう手に入らないフィルムのこういう情報って誰の役にも立たないなぁ(笑)。
ところで、このコダクローム200のあがってきたスリーブのうち2コマにグレーの変なものが写っていた。写真は部分の拡大だが、変なものは長い方でフィルム上で約7mmぐらいの大きなものだ。この一つ前のコマにも少し違う位置にもう少し小さい変なものが写っている。
光学系に入ったごみかとも思ったのだが、それにしては大きい。フィルムの直前にあるゴミは、もっとはっきりと写るし、レンズの中にあるゴミはこのように写りこむことは少ない。ミラーボックス内に大きなほこりでもあったのだろうか。不思議だ。もちろん撮影直前にファインダーにこんな大きなものがあったら気付くので、ファインダーではこの変なものは見えていなかった。カメラはF100でレンズはAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)(28mm時)SIGMA 28mm F1.8 ASPHERICAL(I型) + SC-40Mフィルターだ。スキャナはNikon SUPER COOLSCAN 5000ED。【追記】すまん、レンズを間違っていた。このときはシグマの28mm F1.8をつけていた。【追記ここまで】
撮影時のほこりじゃなくて、現像時のほこりや薬剤のムラかとも考えた。なぜなら、変なものの下の方に写っているキャベツがそこのところだけ濃く写っているからだ。ごみが光学系に入り込んだのならこんな風にごみの影の部分の画像濃度が濃くなるのはおかしいような気がする。うーん、なんだろう。
富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップをオープン ― 2007年03月15日 00時00分01秒
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、著名な写真家の方々の作品をはじめとする国内の貴重な写真作品をデジタルアーカイブした写真ウェブサイト「富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ」を3月26日よりオープンする。
富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ
今回、オープンする「富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ」は、インターネットで気軽にアクセスするだけで、芸術性の高い貴重な写真作品を鑑賞したり、気に入った作品を銀写真プリント※1にして購入できるなど、写真を見る楽しさをさらに広げる高品位な写真ウェブサイトです。
(中略)
※1 「銀写真プリント」 : 支持体上にハロゲン化銀と発色剤を含む写真感光材料に露光した後、現像処理して得られた写真プリントのこと。
おお、これはいいなぁ。いい作品を見られるだけでなく、そのプリントを買えるというのが素晴らしい。もっとも私は、出版された写真集以外の、「写真作品」(オリジナルプリント)を購入したことがないのだが。値段を見るのが怖い気がする(笑)。
購入いただけるプリントは、アーカイブされたデジタルデータからプロフェッショナル用印画紙の銀写真プリントに出力されます。
とあるので、少しリーズナブルであることが期待できるのだが、どうだろうか。
ウェブサイトオープン時に「Photo Artist Gallery」に出展予定のプロ写真家は次のとおり。(五十音順 敬称略、*は故人)
相原正明、青木勝、秋山庄太郎*、芥川善行、浅井愼平、岩宮武二*、大山行男、川上緑桜*、久保田博二、白簱史朗、竹内敏信、立木義浩、田沼武能、垂見健吾、津田洋甫、中村征夫、西川治、野町和嘉、HABU、林忠彦*、林義勝、広瀬飛一、星野道夫*、前田真三*、水越武、緑川洋一、森田敏隆、山本建三、横須賀功光*、吉野信(3月 15日現在の予定者。さらに続々と著名プロ写真家の参加が予定されています。)
楽しみだなぁ。さすが、富士フイルム。
【関連:2007年3月30日】
富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ(2007年3月30日)
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