KenkoテレコンLHG-17をGR DIGITALにつける ― 2007年03月13日 00時00分00秒
GR DIGITALは28mm相当で、ワイドコンバージョンレンズGW-1使用時には21mm相当になる。広角好きの私としては満足なのだが、こういうBlogやホームページなどで物撮り(ぶつどり)をする際に、広角レンズだとパースがつきすぎて物の形が誇張されてしまう。もう少し標準よりの焦点距離で撮りたい。リコーから純正のテレコンバージョンレンズが出ないか待っていたのだが、でなさそう。
そこで、ケンコーのコンパクトデジタルカメラ用の汎用テレコンバージョンレンズLHG-17がケンコーアウトレットに出ていたので、買ってみた。
現行品のアウトレットということなのだが、みたところどこが問題なのか分からなかった。光学系や外観には傷といったものは見当たらなかった。
まず、上の写真のようにでかい。なんだこれ、って感じ(笑)。横に置いてあるのは、Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dだが、それよりも前玉も大きいし(フィルター77mm径)長さも長い(全長80mm)。重さも285gある。GR DIGITALがカタログ値170gなので、フロントヘビーだ。ちょっとGR DIGITALで常用するような感じじゃない。まあ物撮り用だから持ち歩くわけじゃないのでこれはよしとしよう。
取り付けて撮影してみたのが次の写真。すごいケラレてる。真ん中しか使えないので、物撮りするにしてもかなり離れないとブツがうまく画面内に入らない。トリミング前提で構図を作るしかない。もともとズームレンズを望遠側にしてさらに望遠撮影したい場合に使うものなので、こういう広角単焦点レンズにつけるのは想定外の使い方だ。なお、GR DIGITALに取り付けるにはリコーのGH-1アダプターと37mm→52mmのステップアップリングが必要だ。これは既に持っていた(純正ワイコンやフィルターを付けるのにGH-1は必要だし52mm径はニコンの標準フィルターサイズなので)。
焦点距離が1.7倍になるテレコンなので、28mm相当のGR DIGITALの場合、47.6mm相当になる。これぐらいなら、変なパースもつかずに物撮りができる。画質はよいというわけではないが、悪くはない。Blogやホームページに使う分には十分な画質だ。しかし、もう少しケラレが少なければいいのになぁ。なお、GR DIGITALに装着した合成光学系で糸巻きの歪曲収差が少しある。
トリミングしたのが上の写真。こういうBlogやサイトの写真としては十分だ。
ケンコーのアウトレットで、定価17850円(税込)のところ7140円(税込)だった。ヨドバシだと12495円(税込)。GR DIGITALで使う場合ケラレが多いので、ちょっと高い買い物のような気がする。
いままでこのBlogの物撮りはニコンのCoolpix 2500(E2500)を使っていたのだが、E2500はピント位置を自分で決められないのが使いにくかった。近接して標準域の焦点距離で撮ると意外とピントが浅いので、違うところにピントが来ても変えられないので困っていたのだった。しかし、1万2千円も出すのなら、物撮り用にズームつきのコンパクトデジタルカメラ買った方がいいように思う(爆)。
【関連:2007年4月18日】
KenkoテレコンLHG-17をGR DIGITALにつける(その2)(2007年04月18日)
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