タムロン、同社初の手ブレ補正レンズ「28-300mm Di VC」開発表明2007年03月08日 00時00分00秒

連結(京王電鉄京王線新宿駅にて):GR DIGITAL 28mm相当、1/104sec、F2.4開放、ISO400、-0.3EV、プログラムオート

交換レンズで有名なタムロンが、同社初の手ブレ補正レンズ「28-300mm Di VC」の開発を表明したそうだ。
タムロン、同社初の手ブレ補正レンズ「28-300mm Di VC」開発表明(デジカメWATCH)

タムロンの今後の展開上の問題点は、ボディ内手ブレ補正のメーカー向けのレンズはいいとしても、レンズ内手ブレ補正派のニコン・キヤノン向けのレンズでタムロン手ブレ補正レンズがラインナップされていないことだから、これは必要なことだろう。とりわけレンズ内手ブレ補正のニコン・キヤノンの一眼レフのシェアは大きいので、この2社のユーザーに対して交換レンズを売り損なうと経営上きついだろう。

ただ、これで問題が解決したわけではないと思う。というのは、タムロンはニコンFマウント用の交換レンズはすべてボディ内モーター用のレンズで、レンズ内にモーターを内蔵していないからだ。D40がAF-S、AF-Iのようなレンズ内にモーターを持つレンズでないとオートフォーカス(AF)が効かない仕様になってしまった以上、今後普及機から順にレンズ内モーターでしかAFできない機種になっていくだろう。そうするとタムロンもレンズ内にモーターを入れないとニコンユーザーにレンズを買ってもらえなくなる。ただ、キヤノン用はレンズ内にモーターを内蔵しているので、そんなに難しくないだろう。むしろ、ただモーターを内蔵すればいいというのではなく、モーターが超音波モーターでないと他社に引き離される恐れがある。同じく交換レンズで有名なシグマはニコン用にHSMという名の超音波モーターを搭載しているからだ。

なかなか交換レンズメーカーも大変な時代になってきたと思う。ただ、超音波モーター内蔵の方が、手ブレ補正内蔵よりもはるかに簡単に実現できるとは思うが。手ブレ補正はボディとの連携など前途多難だと思う。あとはコシナのようにニッチ路線が残されている。ニコンやキヤノンが出さないような、APS-Cサイズ向けパンケーキレンズとか(笑)。まあそんなもの売れないだろうなぁ(笑)。フルサイズへの期待が高まっている今日、いまさらDXフォーマット用の単焦点レンズ出しても買う人は少ない(というかもともと単焦点レンズとりわけパンケーキレンズ買う人は少ない)。
とにかく頑張れタムロン。

写真は記事とは関係ない。
連結(京王帝都電鉄*京王電鉄京王線新宿駅にて):GR DIGITAL 28mm相当、1/104sec、F2.4開放、ISO400、-0.3EV、プログラムオート
*1998年に「京王帝都電鉄」から「京王電鉄」に社名変更した。しかし、現在の京王は、かつての京王電気軌道と帝都電鉄が合併してできたのだから、「京王」だけにするのはまずいように思うが。でも、三井住友銀行も元は三井銀行と太陽神戸銀行(太陽銀行と神戸銀行とが合併)とが合併した「さくら銀行」系と、住友銀行と平和相互銀行とが合併した住友銀行系とが合併した三井住友銀行と太平洋銀行改めとわかしお銀行との合併だが、全部並べて「三井太陽神戸住友河内東都平和相互わかしお銀行」とは言わないものね(笑)。いまさら帝都というのもちょっとアレだし(笑)。「帝都高速度交通営団」も東京地下鉄株式会社(東京メトロ)になってしまったし。仕方ないのか。なんて書くとぱにー様が喜ぶだろうなぁ(笑)。

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