キヤノン、VistaでEOS-1Ds/1Dのデータが消失する現象(追記あり) ― 2007年03月01日 00時00分00秒
キヤノン、VistaでEOS-1Ds/1Dのデータが消失する現象(デジカメWATCH)経由で、
デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D」、「EOS-1Ds」をご使用のお客さまへ(キヤノン)
普段キヤノンに縁がないので、キヤノン関係のニュースはあまり取り上げないのだが、画像消失というちょっと笑えないものなので取り上げた。
Windows Vista™ が搭載されたパーソナルコンピューターにおいて、Windows エクスプローラやWindows フォトギャラリーを使用して、対象製品で撮影したTIFF画像を回転させる、または画像のプロパティ(*注)を編集すると、オリジナルの画像データが消失してしまいます。消失した画像を復旧することはできません。
引用者註:(*注)は省略した。詳細はリンク先を参照。
Windows付属の機能で画像を回転させると、本当に画像を回転して記録しなおしているのではなく、そのPC上で回転して表示するようにそのPCで記憶されるだけなので、添付して他人に送ったりすると元のままだったりするので、よく初心者が戸惑う点だ。したがって私は画像の回転はNikon Viewを使っている。しかし、Nikon ViewはVistaに対応しないことが決まっている。
また、Windowsのエクスプローラ上でプロパティを編集すると、もとのExifが消えてしまうので、これも私は使っていない。
要するに、Windowsの機能で画像をいじるのは非常に危険だと私は思っている。SDカードのフォーマットにしても、Windows付属の機能でのフォーマットは規格に完全に準拠していないので、トラブルの元だ。Windows上でSDカードのフォーマットをするなら、パナソニックのサイトで無償配布しているSD/SDHCメモリーカード フォーマットソフトウェアを使うべきだ。
もちろん、今回の不具合は、キヤノンの特定機種で起こっているので、Windowsが悪いとは限らない。キヤノンは、どういう仕組みでこういう致命的な不具合が起こるのかをもう少し詳しく公表して欲しい。画像消失という不具合、キヤノンは初めてではないのだから。
【追記:2007年3月28日】
マイクロソフト、EOS-1Ds/1D用のWinodws Vista更新プログラム ~メタデータ付加が原因の画像消失問題を対策(デジカメWATCH 2007年3月28日)
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