コダックウルトラカラー400UCは、ウルトラじゃなかった(笑) ― 2007年01月15日 00時00分00秒
去年の11月に買って、紅葉時期を逸して使い損ねていたKodak Ultra Color 400UCをようやく使ってみた。結果は、あんまりウルトラじゃなかった(笑)。
ヨドバシカメラ経由のコダック純正同時プリントに、アナログ処理指定で出してみたのだが、天気の良くない曇りの日にAi Nikkor 45mm F2.8Pでとったものは、人物の顔にシアンがかって半病人みたいだ。ネガの同時プリントであれこれいうのは野暮なのだが、それにしても肌の色再現が悪い。しかし、同じAi Nikkor 45mm F2.8Pでもフラッシュを焚いて室内で撮ったものはきちんといい顔色になっている。
そして、その顔色の悪い曇りの日のコダックウルトラカラー400UC + Ai Nikkor 45mm F2.8Pは、赤系統が足りないのかというとそうでもなく、服などの赤い部分は色が飽和気味だ。顔色が悪く写っているのに、服などの赤は飽和気味なので、余計に顔色が悪く見える(笑)。
他方、天気のいい日にAi Nikkor 28mm F2.8Sで撮ったものは、日陰でも顔色は悪くない。レンズのカラーバランスのせいかとも思ったが、Ai Nikkor 45mm F2.8Pは若干マゼンタよりの色傾向のレンズで、シアンがかることは他のフィルムで今まで無かったので、やはり、このKodak Ultra Color 400UCの傾向なのではないかと思っている。
天気の悪い日にKodak Ultra Color 400UCを使ったのは、派手なフィルムだという触れ込みなので、天気が悪くて発色がイマイチなのをフィルムの派手さがカバーしてくれるのではないかと期待していたからだ。しかし、裏目に出た(笑)。うーむ、5本パック買ったからあと4本もあるなぁ。結果がどうなってもいい時にしか使えないぞ(笑)。そして晴れた日にAi Nikkor 28mm F2.8Sで撮ったものも、いうほど派手な感じがしない。伝説のAGFA ULTRAに似たようなものを想像していたのだが、全然違う。当たり前か(笑)。
南の島で、青い空、白い雲、青い海、焼けた肌、原色の花や服といった場所で使うとAGFA ULTRAに近づくのかもしれない。うーん、そんなところへ行く予定ないしなぁ(笑)。
もう少し色々な状況やレンズで使ってみる予定。
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