Zaurusにスペシャルカーネル導入(追記あり)2006年11月25日 00時00分00秒

SHARP ZAURUS SL-C3200 + KWINS KW-S101C (with PKR and CF)

シャープのパーソナルモバイルツール(ってシャープはいうけど、要するにPDA)、Zaurus SL-C3200にスペシャルカーネルを導入した。

スペシャルカーネルというのは、シャープが最初から用意しているOSそのままではなく、それを有志の方が基本部分を改変されて性能向上したものだ。ザウルスはソースが公開されていてこういう改変が許される。

スペシャルカーネルについては、シャープは推奨していないし、何の保証もないのであくまでも自己責任で導入すること。導入については、
SL-A300/B500/C700/C750/C760/C860/C1000/C3000/C3100/C3200/5600/6000 special kernel
を参照。前半記述が長いが、カーネルの入れ換え手順以下に忠実に従えばOK。ただし、事前にNANDバックアップを行うこと。
Linux Zaurus SL-C3100のバックアップ

スペシャルカーネルを何のために入れるのか?
それは、私の場合はバッテリー残量を詳細に把握するためだ。ノーマルカーネルでは、バッテリーは最初の2、3時間が満タン、次の2、3時間が3/4表示、次に30分~1時間ぐらい半分表示が続いたと思ったら、いきなり充電してください警告がでる。なんだか安心できないので、バッテリー残量が詳細に表示されるスペシャルカーネルに変えたかった。

もう一つは、CPUのクロック周波数を変更することが可能になるということ。これは負荷の掛かる動画再生やエミュレータをやりたい人の動機だろう。私はクロックアップについてはあまり興味がなかった。クロック周波数の変更は、
qclockchange-for-c3000
を使うとよい。よく分からない人は、クロック等いじらない方がよい。【追記】クロックアップしなくても、スペシャルカーネルを導入するだけで十分早くなる。そのうち時間ができたら連続時間で測ってみたい。【追記ここまで】

スペシャルカーネル導入の結果
さて、スペシャルカーネル導入の結果は、アプリケーションの動作がキビキビとして速くなった。タッチしてから動作するまでのレスポンスが改善。そしてバッテリー表示も細かくなって安心。

クロックアップ
クロックアップについては、ノーマルの416MHzを624MHzに変更してみた。さらにキビキビと動く。音声と動画がだんだんとずれてしまうような重い動画も一致して再生されるようになった。クロックアップ時はコア電圧も上げないと安定動作しないということなのだが、我がSL-C3200は624MHzでノーマルの1.35Vで全く問題なく動いている。モバイルマップNaviという付属の地図ソフトがノーマルカーネル時はもっさりとして使うのが嫌な感じだったのだが、サクサク動くようになった。また、PHSなどの接続も接続作業の時間が短くなった。さらにOperaで複雑なページを表示する時も表示されるまでの時間が短くなった。単純なページだと回線速度がそのまま影響するので向上しないが、例えばデジカメWATCHのTOPページのような細かな画像がCSSでたくさん配置されているようなサイトは明らかに早く表示されるようになった。

私のZaurus SL-C3200での設定は、
2000310: CPUクロック624MHz(規定値は416MHz) システムバス208MHz(規定値) LCD104MHz(規定値)でコア電圧1.35V(規定値)
これで安定して問題なく使えている。なお、電池の減り方については、【追記修正:2006年12月8日】コア電圧を変更していないせいか、クロックアップしてもノーマルカーネル時とほとんど変わりないと思うコア電圧ノーマルのままでも、624MHzにすると電池の減りは早くなるようだ。細切れにしか使ってないので分かりにくいのだが、そのようだ。そのうち連続使用で測って比べてみたい。【追記修正ここまで】

ZBench v2.2でのベンチマーク結果
ZBench v2.2でベンチマークテストをしてみた。
Zaurus SL-C3200,Special Kernel v18h
2000310: CPUクロック624MHz システムバス208MHz LCD104MHz
コア電圧0a: 1.350V インプットスタイル

CCCR/VCOREIntegerFloating pointDraw textDraw Graphic
2000310/0a3.266sec1.408sec10.717sec5.555sec
2000210/0a4.885sec2.127sec13.137sec7.034sec

下段は、スペシャルカーネルで規定値(2000210: CPUクロック416MHz システムバス208MHz LCD104MHz コア電圧0a: 1.350V)での結果。ノーマルカーネルでは測定していなかったので比較できない。
なお、塩田紳二のPDAレポート:初のHDD内蔵PDA「シャープ SL-C3000」を試すにSL-C3000のノーマルカーネルの測定値が掲載されている。SL-C3200のノーマルカーネルのベンチマークテスト結果も同じぐらいのはずだ。参考にして欲しい。

【追記:2006年12月8日】
スペシャルカーネル v18hなのだが、SL-C3200を624MHzにクロックアップするのは調子が良いが、520MHzにすると起動しなくなる。CCCRが02000210(416MHz)や02000310(624MHz)はよいが、02000290(520MHz)は駄目なようだ。起動しなくなったときは、電池を抜いてフルリセットすれば直る(マニュアル参照)。起動しなくなった時は、ちょっとあせった。(^ ^;

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