Zaurus SL-C3200にインストールしたフリーソフト(追記あり)2006年11月14日 00時00分00秒

SHARP ZAURUS SL-C3200 + KWINS KW-S101C (with PKR and CF)

SHARP Zaurus SL-C3200でインストールしたフリーソフトウェアの紹介。

●【ブラウザ Opera】
まずは、ブラウザOpera。最初からインストールされているNetFront3.1も悪くはないのだが、大きなjpg画像が表示されない仕様らしく、例えば気象庁のアメダスの画像が表示されない。またJavascriptも完全に対応していないらしく、JR Cyber Stationの新幹線空席情報などが動作しない。それが不満で、Operaを導入。 Zaurusで使えるOperaにはいくつかバージョンがあるのだが、Opera 7.25が使い勝手がよい。なお、アドレスを表示させるには"g"を入力する。
http://www.zaurususergroup.org/feed/から
opera_7.25-lite-1_arm.ipkとopera-chartable_7.25-2_arm.ipkをインストール。
【追記2007年4月2日】上記でダウンロードできない場合は、
http://bryandeluca.com/cacko/feed/opera_7.25-lite-2_arm.ipkで。【追記ここまで】
(参考)http://pscatterb.exblog.jp/1560828/
なお、NetFront 3.1はアサブロのログインや記事更新は問題なくできるが、Opera 7.25はアサブロのログインができない。【追記:2006年11月29日】スペシャルカーネル導入後なぜかログインできる。しかし入力が変。使っているうちに、文字を確定しないと入力した文字が画面内に表示されなくなる。結局NetFront使うほうがいい点は同じ。【追記ここまで】【修正:2006年11月29日】これはWindows用のOpera 8、Opera 9では、同じくログインできない。【修正ここまで】

●【メモリー管理ソフト MemoryMonitorApplet(Ver1.1.2b)】
ブラウザOperaがどうやらメモリを大量に消費するらしく、Operaを導入するとメモリ不足の警告が出るようになる。ザウルスは既定ではスワップファイルを使っていないので、スワップファイルを作成すれば解決するのだが、それを簡単にするソフト、MemoryMonitorApplet(Ver1.1.2b)
MemoryMonitorApplet(Ver1.1.2b):追記あり(通勤電車で地下探検Reloaded)(↓以下に移転2007.07.04修正)
MemoryMonitorApplet Ver1.1.2b(レッドとザウルスの甘い生活)
SL-C3200ではHDDが搭載されているので、HDDに128MBのスワップファイルを作った。HDD非搭載モデルではSDカードやCFカードに作成すればいい。これで、メモリ不足の警告はでなくなった。

●【マルチメディアプレーヤー ZPlayer】
マルチメディア関係では、ZPlayerをインストール。Zaurusで再生できる動画の種類が増える。
ZPlayer
前提としてMPlayer for Zaurusが必要だが、上記サイトの指示に従ってインストールすればいい。

●【マルチアラーム時計 QTアラムーチョ】
目覚まし&タイマー機能のQTアラムーチョ。これは優れもので、電源OFFにしていても時間が来るとアラームが鳴ったり、指定されたアプリケーションを起動して何かをさせることが出来る。 ポッドキャスティングを通勤で聞く人が、出かける前に自動でザウルスにポッドキャスティングをダウンロードするのに使っているようだ。
マルチアラーム時計「QTアラムーチョ」Version 1.0.5
なお、上記株式会社 Hadecoは2007年3月末日で閉鎖するとのことなので、ダウンロードはお早めに。しかし残念なことだ。

●【インターネットラジオプレーヤー SHOUTcast Player】
インターネットラジオがZAURUSで聞けるSHOUTcastPlayer
SHOUTcast Player
これも前提として、RubyとRuby/Qteとmplayer for zaurusが必要だが、ZPlayerを入れる際にMPlayer for Zaurusを入れていれば、前の2つだけでいい。これも上記サイトの指示に従ってインストールすればいい。 私はPHSの低速回線でネットラジオを聞こうと思ったので、/home/zaurus/Settings/shoutcastplayer.conf内のpdelay値を4(既定は2)に、キャッシュサイズを1050KB(既定は350KB)にした。キャッシュサイズが大きいので音が途切れにくくなったが、最初に音が出始めるまでに時間が掛かる。 無線LANなどの高速回線の場合は規定値のままでいいと思う。

●【テキストエディタ ZEditor】
上記のパラメータなどをいじる場合に便利なのが、ZEditor
http://satoshi.web5.jp/f_soft/dw_zedit.htm
各種設定ファイルを修正するには、ZEditorのアイコンを長押しで「ルート権限で実効する」にチェックを入れる必要がある。ただし、そうすると重要なシステムファイルまでいじれてしまうので、自信のない方は普段はチェックを外しておいた方がいい。

●【ツリー型ファイル管理ツール Tree!ExplorerQT】
また、ツリー型でファイルを参照できるTree!ExplorerQTも便利。
Tree!ExplorerQT

●【位置情報取得 ざうもに】
さらに面白いのが、WILLCOM系のPHSカードを使っている人(bitWARPやKWINS含む)がおおよその現在地がわかるソフト、ざうもに
位置情報取得!ざうもにVer.0.0.1リリース
これは、WILLCOMのアンテナが発する位置情報を受け取ってYahoo!Mapで表示するというもの。従ってGPSのように正確な位置ではない。KWINSのKW-S101Cの感度がよいのか、すぐ近くにアンテナが多数あっても1km以上離れたアンテナと通信していることがあり、現在地を知るというよりは、どこのアンテナと通信しているのかを把握するソフトとして使っている。
【追記:2007年9月1日】
Zaurus用位置情報取得ソフト「ざうもに」とYahoo!地図情報の仕様変更 ― 2007年09月01日
【追記ここまで】
【追記:2008年3月11日】
以下のひとりぶろぐmoyashi様作成の改変版をお奨めする。
[Zaurus]PHSの位置情報で地図表示「ざうもに」改変版0.0.1.3(ひとりぶろぐ)
PHSの位置情報で地図表示「ざうもに」改変版 ― 2008年03月11日
【追記ここまで】

●【自動時刻修正ソフト timeadjust-ppp_1.3.0-1】
ザウルスの内蔵時計を正確に合わせるソフト、NetHelperApplet
Linuxザウルス/自動で時計合わせ
色々と書いてあって難しそうだが、上記サイトの下の方に書いてある「自動で時計あわせ クイックスタート」のtimeadjust-ppp_1.3.0-1_arm.ipkをダウンロードしてインストールするだけで、ネットにつなぐたびに修正してくれる。 ただ、このソフトの参照しているNTPサーバの一覧の中に、アクセスが集中して困っている福岡大学が入っていたりするので、/home/zaurus/Settings/timeadjust.confの中の福岡大学の行をコメントアウト(行頭に#をつける)した方がいいのだろう。 私はほかにアサヒネットのNTPサーバntp.asahi-net.or.jpも追加している。

【最後に】
以上、Linuxの知識がなくてもほぼインストールするだけで使えるZAURUSのフリーソフトを紹介した。インストールの仕方は簡単でipkファイルをZAURUSに何らかの方法で移してそのファイルをタップ(クリック)するだけでいい。 インストールするファイルをザウルスに移す方法は、CFカードやSDカードにコピーしてザウルスに挿すとか、別のPCとUSBケーブルで接続して移すとか、直接ZAURUSでネット上からダウンロードするなどの方法がある。

【追記:2006年11月25日】
ザウルスに最初から入っているアプリケーションについては、以下参照。
パーソナルモバイルツール“ザウルス”<SL-C3200>を発売 ・詳細ページ(シャープ 2006年3月7日)

【追記:2007年7月4日】
MemoryMonitorApplet(Ver1.1.2b)の配布元移転につきリンク先修正。

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