SHARP Zaurus SL-C3200をフォトストレージにする(その1) ― 2006年10月14日 00時00分00秒
前回、無駄遣いしたと言ったSHARP Zaurus SL-C3200だが、これは単に電子辞書や、ネットにつないで調べものしたり、メールを送受したり、WordやExcelを作業したりPDFファイルを閲覧するといったビジネスっぽい用途だけでなく、携帯音楽プレーヤーやフォトストレージ代わりにもなるのであった。と、無理矢理カメラに話をつなげるのであった(笑)。
フォトストレージとしてみた場合、まずHDDの容量が全体で6GBしかない上に、出荷時にユーザーが自由に使える空き容量は約4.5GBしかない。他の用途に全く興味がない人は、素直にフォトストレージ買った方がよいと思う。しかし、813万画素のGR DIGITALなら4.5GBもあればJPEGの最高画素数で1800枚ぐらいは入るので、1週間ぐらいの旅行なら大丈夫そうだ。
しかし、それでは物足りないという人には、ザウルスには隠れたUSBホスト機能というのがあるので、USBホストケーブルをUSB端子につないで、ちょっとセット(これが人によっては敷居が高いので「隠れた機能」と呼ばれる所以)すれば外部HDDにコピーができる。問題は外部HDDの電源である。ザウルスからのUSB給電では足りないので、HDD用にACアダプタかPocket MOBAやPowerKHANといったモバイル用のバッテリーが必要だ。手持ちの2.5インチ80GB入りの外部HDDがあるので、これと電源を用意すればかなり長期の旅行でも無敵だ。モバイル用バッテリーPocket MOBAはZaurus自体の電源やデジカメ・携帯電話にも使えるので、買いたい気が充満してきている(笑)。USBホストケーブルの方は近々秋葉原で購入予定なので、買ったらレポートする予定(Pocket MOBAは悩み中)。
気になるのは、転送速度だろう。Zaurus SL-C3200には、SDカードスロットとCFカードスロットがあり、そこから内部のHDD(マイクロドライブ)に転送してみた感じでは、十分に使えそうな速さである。2代前のZaurus SL-C3000のリポートでは、256MB目一杯の画像のSDカードで転送時間約51秒というリポートがある(初のHDD内蔵PDA「シャープ SL-C3000」を試す-塩田紳二のPDAレポート・PC Watch)。
エプソンの「P-4500」とソニーのVAIO type Uとの比較記事(デジカメWatch)では、2GBのCFのRAWデータ転送で、P-4500が平均4分50秒台、VAIO type Uは、平均43分10秒台(!)だというから、P-4500よりは遅いが、Zaurusは2GBだと推定で約6分36秒となるわけで、VAIO type Uよりは十分に早い。Zaurusで外部HDD使った時にどれぐらいの速さで転送できるのかそのうち試してみたい。
ちなみにうちにある2.5インチ80GBの外部HDDはFAT32でフォーマットしてある。Windows 2000やXPではNTFSが推奨されていて、両OSからはFAT32で32GB より大きいサイズのボリュームをフォーマットすることはできない仕様になっている。仕方ないのでPartitionMagicというソフトで80GB全体をFAT32でフォーマットした。Windows 98やMEの起動ディスクがあれば、PartitionMagicがなくてもFAT32で32GBを超えるフォーマットが可能。NTFSだとWindows XPとWindows 2000以外のOSで使う時に困る(Zaurus SLシリーズはLinux)。
なお、Zaurus SL-C3XXXシリーズのHDDは、内部でCFカードスロット(外に出ているスロットとは別)にCFカードの形をしたマイクロドライブという1インチハードディスクが挿してあるだけらしいので、自己責任でフラッシュメモリのCFカードに入れ替えたり出来るようだ。今現在CFカードは8GBのものが受注生産であるぐらいなので、わざわざ挿し換えて使う意味はそんなにないが、将来32GBのCFカードなどが安く供給されるようになったら、ZaurusのHDDと換装して楽しめそうだ。そのころにはデジカメが5千万画素×3色とかになっていて、32GBじゃ全然足りなかったりするかもしれないが(爆)。
【関連】
Sharp ZAURUS SL-C3200 + KWINSでモバイル(2006年10月12日)
・あのザウルスが6GBハードディスクになって新登場!ザウルス SL-C3200(ASCII 24)
ちょっと古いが、2代前のZaurus SL-C3000のレポート
・初のHDD内蔵PDA「シャープ SL-C3000」を試す(PC Watch)
・HDD内蔵PDA「シャープ SL-C3000」内部構造編(PC Watch)
・SL-C3000のUSBホスト機能を使う(PC Watch)
・VAIO type Uをフォトストレージとして使ってみる(デジカメWatch)
コメント
_ ぱにー ― 2006年10月14日 16時19分48秒
_ Haniwa ― 2006年10月14日 23時30分24秒
「ザウルスショット」でメインPCの画面をひょいとザウルス側に取り込んでお出かけとか便利。
時代はW-ZERO3に代表されるスマートフォンかつWindows Mobileみたいなんですけど、あえてLinux Zaurusです(笑)。
とりあえず手持ちのCDをMP3化してザウルスに入れてみたり。普段外で音楽なんか聴かないのに(笑)。しかし、Windows Media Player 10でMP3化がうまくいかないので、メインPCにiTunes入れました。
ちなみにザウルスはMP3にしなくてもWindows Media Playerとそのままシンクロできます。でもMP3でなくちゃ嫌(笑)。
うはっ\(^o^)/
_ りー ― 2006年10月15日 20時13分20秒
ここのHaniwaさまのコメント、5パーセントくらいしか理解できません。
うひっ\(^o^)/
_ ぱにー ― 2006年10月15日 21時53分17秒
_ Haniwa ― 2006年10月16日 08時40分30秒
はふっ\(^o^)/
_ りー ― 2006年10月16日 08時49分36秒
いひっ\(^o^)/
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