ニコン D80【第5回】サッカー撮影でサブ機として使ってみる(デジカメWATCH)2006年10月04日 00時00分00秒

ニコン D80【第5回】サッカー撮影でサブ機として使ってみる(気になるデジカメ長期リアルタイムレポート-デジカメWATCH)
が、掲載されている。D80のインプレッションだけでなく、いまのデジタル一眼レフの問題点を示唆する内容になっていてよいと思う。旧来のカメラ雑誌はこういう点にはあまり触れないからだ(インプレスもデジタルカメラマガジンを出版する会社だが)。

ニコンでは銀塩時代からクラスごとに操作性が異なるケースが常にあったが、銀塩ならば10年、20年使うことを考え、フラッグシップを2台買うという選択もできた。しかしデジタルはそういかない。銀塩はどのランクの機種で撮影しても中身のフイルムは同じだが、デジタルは画像が違う。さらに世代交代が早く、新しい機種はよりよくなる。

そのため、個人的には去年の機種と今年の機種を2台使い、新型が出たら去年の機種を買い換える、という購入スタイルを取りたいと思っている。しかし、D200とD80のように操作性が異なると、予備機にしたり、あるいは併用する場合に使いにくくなる。

デジタルカメラは、「固定フィルム付きカメラ」のような存在で、しかも発展途上だから、毎年何かしらのボディがリリースされるし、後から出た廉価機の方が、前の高級機よりも画質がいいということ(いわゆる「下克上」)が当たり前になっている。一方で、カメラとしての基本部分が等閑(なおざり)になっている。各社とも、ファインダーやシャッターレスポンス、ブラックアウトの時間などに問題を抱えている。これらはフィルムカメラよりも後退しているものも多い。なんとかならないものか。

かつてオートフォーカス(AF)のカメラが出始めた頃、AFレンズは揃っていないし、AFの精度が悪いのをばれないようにするためかはたまたAF測距用の光束を導いて暗くなる分を補うためなのか、ファインダースクリーンを素通しに近くして批判されたりした状況と似ている。しかし、その時は、各社ともものすごい勢いでAFレンズをラインナップしていったし、素通しに近いといっても今のデジタル一眼レフに比べれば全然マシだった。またマニュアルフォーカス(MF)のカメラレンズもまだまだ現行品だったので選択可能だったのだ。 ああ、早くデジタル一眼レフの発展が一段落しないものか。欲しい時が買い時という、パソコンのような状況なのだが、欲しいデジタル一眼レフカメラがない…。

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