夢を語れる会社に生き返ったペンタックス ― 2006年09月28日 00時00分00秒
【インタビュー@Photokina 2006】夢を語れる会社に生き返ったペンタックス~ペンタックス イメージングシステム事業部長 鳥越興氏に聞く(デジカメWATCH)
ペンタックスファンやK10Dに興味のある方以外にも興味深いインタビューの内容だ。
-- K100Dはヒット商品になりましたが、一方で新規ユーザーが急増しているにもかかわらず、非常に多くのレンズがディスコンで入手不可能になってきています。レンズの非鉛化が遅れたことが原因だと思いますが、なぜこのような結果が生まれてしまったのでしょう?
「それは本当に頭の痛いところです。事業として苦しかった時期が続いたことで、本来ならば少しづつリフレッシュしながら非鉛化を進めなければならないにもかかわらず、手つかずのまま有鉛時代のレンズが残っていました。状況を打破するためにも、レンズの開発パワーを再検証する必要があります」。
やはりディスコンは鉛含有ガラスの問題だったのか。ニコンが多くのMFレンズやAi AF Nikkor 28mm F1.4DやAi AF Nikkor 18mm F1.8Dなどをディスコンにした理由は明らかではないが、鉛の問題が絡んでいるのかもしれない。こういう点は各社とも明らかに出来ないのだろうか。別に鉛入りレンズであっても舐めても危険な訳ではないから、生産終了の理由を教えてくれてもよさそうなのだが。まあ、教える義務や義理はないのだが(笑)。
-- 具体的に手は打っているのでしょうか?
「現在、ロードマップには10本のレンズがあります。もちろん、これらは2007年中には発売していきますが、それだけでは少なすぎると考えています。従来のペンタックスのレンズ開発ペースからすると、遙かに多い本数のレンズを揃えていきます」。
「我々の原点は光学メーカーであることです。レンズはペンタックスという企業の命。強い決意を持って、レンズ開発のスピードアップに取り組んでいます。もっともっと、顧客が必要としているレンズは数多くあるのですから、それに応えられる体制を整えているところです」。
うう、ニコンはどうなんだろう。なにかワクワクするような単焦点レンズ出して欲しいなぁ。ロードマップすら公表されていないのがなんとも…。ニコンは夢を語れるのか?
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