コダック・富士のフィルム関係製造中止情報(追記あり) ― 2006年09月11日 00時00分01秒
ナショナルフォートのサイトによると、 コダックの、
・コダックエクタクロームフィルムEPD200 120 在庫払底予定時期:平成18年10月ころ
・コダックプロフェッショナルネガ エクタカラーPRO160 120 在庫払底予定時期:平成18年11月ごろ
富士の、
・プロ用タングステンタイプカラーネガ 160NL 120/4x5 在庫払底予定時期:平成19年4月ごろ
・モノクロケミカル フジフィックス、スーパーフジフィックス、無水亜硫酸ソーダ他 在庫払底予定時期:平成18年11月ごろ(*)
とのこと。
【追記】
*富士写真フイルムのサイトには、
- フジドール E**
- スーパーフジドール-L**
- ミニドールファイン**
- ニューアートドール**
- スーパーコレクトール-L**
- パピトールC**
- プロトールスタンダード**
- プロトールウォーム**
- フジフィックス
- フジフィックススーパー-L
- スーパーフジフィックス
- スーパーフジフィックスDP-Rの10L用×4
- スーパーフジフィックスDP2-Rの10L用×2
- 富士QWの100L用
- ドライウエルの20L用
- モノール
- ハイドロキノン
- 無水亜硫酸ソーダ
- 炭酸ソーダ(ー水塩)
- ブロムカリ
- カリミョウバン
が、「平成19年3月頃販売終了とさせていただきます。」とある。
- ネオプロドール(軟調現像剤)**
は「平成18年9月販売終了とさせていただきます」。
**は、2006年9月11日21時20分にあとから追記【追記ここまで】
写真館でも段々とフィルムを使わなくなってきているのだろうか。ISO感度160のネガフィルムが少しずつ生産終了になっている。また、135フィルムよりも120フィルムの方が先になくなるような気配が…。APSフィルムについては、どうやら富士は400ネガだけになってしまったようだし(コダックは200と400のネガがサイトに載っている)、最後まで残るのは、135のネガカラーなのか。
その他の更新情報は以下のとおり(在庫払底が新情報)。
・三菱GEKKOモノクロ印画紙・薬品全製品が製造販売終了となります(すべて払底済み)。
・RAスープラN面12.7x17.8cm/RAウルトラF面25x27cm他 すでに在庫払底しております。
・エクタクロームEPR220(5)/E200-220(5) すでに在庫払底しております。
・ポラロイドT85/T-665/SX-70/T-778/ポケットフィルム(各3本パックも含む)他
・コダックモノクロプリント用印画紙全製品 すべて払底済み。
【追記:2006年9月15日】
なると様からコメントで貴重な情報を戴いたので、転載する(リンク先のなると様のコメントを参照のこと)。
「黒白ネガフィルムの現像液は、”ミクロファイン”、”スーパープロドール”の2種類となります。また、定着液は、新製品の”スーパーフジフィックス−L”の1種類となります。”富士QW水洗促進剤 2L用”は、現在のところ、継続販売する予定でございます。」
なると様、情報ありがとうございました。
【追記:2007年3月30日】
富士フイルム、白黒写真薬品関係出荷終了が多数(2007年03月30日)
コメント
_ なると ― 2006年09月11日 16時42分42秒
_ りー ― 2006年09月11日 17時49分50秒
と思いましたが、追記を読むと、「10リットル20リットル100リットルという業務用と、ハイドロキノンなどの調合用薬剤を中止する」って事で、1リットル2リットルという個人消費向けは中止しないですよね。ナショナルフォートの見出しだけ見ると驚きます。
_ りー ― 2006年09月11日 17時55分48秒
そうじゃないみたいですね。
モノクロが出来なくなったら、フィルムカメラを持っている意味がなくなります。わたしの場合は。
_ なると ― 2006年09月11日 18時33分41秒
_ りー ― 2006年09月11日 19時57分37秒
_ Haniwa ― 2006年09月11日 21時11分49秒
フジドール Eもスーパーフジドール-Lもフジフィックスもなくなるみたいですね。ミクロファイン残すからあとは…みたいな感じでしょうか。
私はモノクロ自家現やってないので、文句言う筋合いがないのですが、最後まで残るのはモノクロかも、と思っていたので残念です。なにもかもがある方向へ突っ走るのは危険です。多様な楽しみ方が残されているのが、豊かな社会なのではないでしょうか。
カメラ雑誌の編集者の方々は、デジタル一眼レフが出るたびに「衝撃」とか」見出しつけたりしないで、このフィルムの行く末を考える記事をお願いします。そして、代替の方法があるのならば、そういう技術的なこともまとめてほしいのです。MFレンズの行く末や、フィルムや薬品類の行く末のほうがよっぽど「衝撃」です。
_ りー ― 2006年09月12日 08時05分42秒
_ Haniwa ― 2006年09月12日 08時23分32秒
もう全部買い占めて来ちゃってください!
しかし、フジフイルム、もう少し頑張ってくれ~。
老後の楽しみにモノクロ現像が残っていますように。
_ りー ― 2006年09月12日 11時36分00秒
店員に聞いたところ、フジは粉モノをやめる方向みたいですね。液状のフジフィックスは現在1リットル用しかないのですが、「3リットル用と5リットル用が出る」と言ってました。イルフォードの薬品みたいになるんでしょうね。
液状は、希釈が簡単で吸い込む事も少ないので健康にも良いし、温度調節が容易。悪いところは買って帰るのが重い事と粉に比べて劣化が早い。
いずれにしろ全くなくなるわけではないので、ひと安心。あ、QWについて聞くの忘れた。現像液も!なると様ヨロシク~(笑)。
私個人的に使っているのは、
1.フィルム=Kodak T-MAX400の 135-36と120
2.フィルム現像液=Kodak T-MAXデベロパー
3.停止液=Fuji 酢酸
4.定着液=Fuji スーパーフジフィックス
5.印画紙=ILFORD マルチグレードⅣRCの キャビネと8×10
6.印画紙現像液=ILFORD マルチグレードペーパーデベロパー
7.水洗促進剤=Fuji QW
なのでこれだけは、残って欲しいのですが。
おっと例によって自分の覚え書きにここを使ってしまった。
_ Haniwa ― 2006年09月12日 15時14分14秒
液状の同種薬品は残るのでしょうか。そのあたり、富士はきちんとアナウンスして欲しいですね。
うう、なんか風邪ひいたみたいですぅ。鼻水がぁ。
皆様もお気をつけください。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
モノクロ現像は趣味性の高い分野なのでしばらく生き残るかと思っていましたが、もう、個人で現像ができなくなる日も近いのでしょうか。いまのうちに買いだめしておこうかな。