D-Lighting恐るべし ― 2006年09月01日 00時00分00秒
今回は、GR DIGITALのRAW画像DNGファイルをAdobe Photoshop Elements 4.0で現像したものと、同時保存のJPEG画像をNikon Capture 4.4のD-Lightingで補正したものの比較の話。
(もともとは次の段落が冒頭にあったのだが、GR BLOGにトラックバックすると冒頭の何文字かがトラックバック一覧に表示されるので、そのためにこの段落を挿入したため、変な構成になっている。)
昨晩は、アサブロに障害があって、閲覧や記事のアップが出来ない状態だった。アサブロの良くないところは、障害が起こってもすぐにアサヒネットの障害情報に情報が掲載されないところだ。22時ごろからサーバーが重くなっているのに日付が変わって0時過ぎても何の情報もなかった。今アサヒネットの障害情報を見ると、「発生日時:8/31 22:00 復旧日時: 障害内容:アサブロが閲覧しづらい状態です」とあって、復旧日時が空欄なので、アクセスが少ないからまともに動いているだけなのだろう。また今晩重たくなるかもしれない。【追記:2006年9月1日10時42分】今見たら「復旧日時:9/1 1:30」になっている。復旧後少なくみても8時間以上経ってから公開するんだもんなぁ…。駄目すぎ。【追記終わり】
さて、表題の「D-Lighting恐るべし」だが、D-LightingはフォトフィニッシングソフトウェアNikon Capture 4.4の機能で、最近はD80のようにカメラ側にも搭載されている(http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/features01.htm)機能だ。
なんで、D-Lightingが恐るべしかと言うと、昨日GR DIGITALのRAW撮影を初めてやって、それをAdobe Photoshop Elements 4.0の試用版で現像してみたのだが、同時保存のJPEG画像をNikon Capture 4.4のD-Lightingで調整した方がシャドウもハイライトもうまく活かされていたからだ。画像は昼間に窓の外と屋内の暗いところを同時に画面に入れて、-0.3EV補正でマルチパターン測光でオートで撮った。窓の外は白飛びしていないが、シャドウは暗くなってしまっている。これを外の景色は飛ばさず、屋内の暗いところも分かるように補正することにした。(すまん。画像はプライベートな場所なので公開できない。今度サンプル用にどこかで撮ってきます。)
たぶんAdobe Photoshop Elements 4.0のDNG現像機能のパラメーターが少ないのがよくないので、DNG自体は悪くないと思う。というのは、Adobe Photoshop Elements 4.0のDNG現像画面では、「シャドウ」のパラメーターで、シャドウをより暗くする方向には補正できても、明るくできなかった。「露光量」や「明るさ」をいじらないとシャドウ部分がが明るくならない。そして「露光量」や「明るさ」を明るい方向にいじると当然ハイライトで白飛びするところが出てくる。なんじゃこりゃ。ほかのDNG対応RAW現像ソフトも試してみないと。
ところが、Nikon Capture 4.4は自動で一発でシャドウとハイライトを両立させた。何もいじる必要はなかった。シャドウは明るくなって情報が浮かび出てきて、それでいてハイライトは飛んでいない。
Photoshop Elements 4.0のDNG現像の自動だと、同時保存のJPEGよりはシャドウは明るくなっているが、ハイライトを飛ばさないようにしているのかまだまだ暗い。それをいじろうとするとハイライトが飛びそうになる。パラメータが少ないので、使う側の巧拙はあまり関係ないようだ。それともDNG現像はそこそこにして、あとはPhotoshop Elements 4.0の通常の画像処理でいじるような考えになっているのか。その辺、ヘルプを見てもよく分からない。
しかし、DNGの現像にもいいところはある。等倍でシャドウに差し掛かるところを見てみると、同時保存のJPEGにはカラーノイズが乗っている。それを元に補正したNikon Capture 4.4のD-Lightingの方にも同じくらいのカラーノイズが乗っている。しかし、Photoshop Elements 4.0のDNG現像の方は、あら不思議、カラーノイズがなくなっている。Nikon Capture 4.4のD-Lightingのほうもシャドウを明るくしているのに元のJPEG画像よりもノイズが増えていないところはすごい。
A4プリントなどの場合はPhotoshop Elements 4.0のDNG現像の方がいいのだろうが、それ以外の場合はNikon Capture 4.4のD-LightingでJPEG画像を補正した方が簡単できれいだ。D-Lighting恐るべしなのだ。この機能だけでNikon Capture 4を買った価値がある。そのうちニコンのデジタル一眼レフを買うと思って買ったNikon Capture 4なのだが、デジタル一眼レフを買わないうちに次のバージョンCapture NXが出てしまったが、まあ損はしなかったと思うことにした(笑)。D-Lightingは、もちろん後継のCapture NXにも搭載されている。これから買う人は、Capture NXの方がいいだろう。
もう少しPhotoshop Elements 4.0を使い込んでみたり、他のRAW現像ソフトも試してみるつもり。
【補足】
ニコンのD-ライティングはイギリスのアピカル社の技術によるものだそうで(Nikon Coolpix S3のカタログによる)、他方ソニーのα100に搭載されている「Dレンジオプティマイザー」機能の「アドバンスモード」もアピカル社の技術を使用しているらしく(ソニーのα100の報道資料による)、D-ライティングとDレンジオプティマイザーは「兄弟」らしい。D-ライティングはカメラに搭載されているだけでなく画像処理ソフトにも搭載されていて、どのカメラで撮ったJPEG画像に対しても使える点はありがたい。
CaptureNX Ver.1.0.1 JPアップデート、D80のRAW対応など ― 2006年09月01日 00時00分01秒
CaptureNX Ver.1.0.1 JPのアップデータがリリースされた。今日発売のD80のRAWデータ対応のほかバグ修正も含まれている。D80ユーザー以外もアップデートした方がいいだろう。
CaptureNX Ver.1.0.1 JPアップデータソフト
Nikon View 6やPictureProjectのアップデートはもうないのだろうか。Nikon Viewって、PictureProjectと違って、軽くて使いやすいいいソフトなんだけどなぁ。
ほかに、
(製品情報)デジタル一眼レフカメラ D80 新発売
「D80」の情報を「見て聞くマニュアル:デジチューター」に追加しました
などの更新があった。
ニコンD80触ってきた ― 2006年09月02日 00時00分00秒
昨日帰りにヨドバシカメラでニコンD80を触ってきた。たしかにD200とファインダーの「切れ」は同等な感じだった。しかし、スーパーインポーズの赤い色がスクリーンに写りこんでチープな感じがした。
噂のペンタックスK100Dも触ってきた。こちらのファインダーはニコンD80よりもピントのわかるファインダーだった。「翳りのないざらざら感のある」ファインダースクリーンといえばわかるだろうか。ニコンF3やNew FM2のスクリーンは暗い部分がちらほらある「翳りのあるざらざら感のある」スクリーンだったが、K100DはニコンF4やF100といったオートフォーカスフィルムカメラの「翳りのないざらざら感のある」スクリーンに近い。他方、D80やD200のスクリーンは、ざらざらが見えない、より素通しに近い感じだ。ペンタックスK100Dの傍らにはFA 35mm F2レンズがあったので装着してみたが、ピントの山がよくわかる、いいファインダーだった。K100DはペンタダハミラーでD80はペンタプリズム使用で、D80の方が金が掛かっているはずなのに、K100Dのファインダーの方がよかった。
ソニーのα100はグリップを握った瞬間にこれは駄目だと思った(笑)。感触が悪いし、人指し指にシャッターボタンが来ないのである。慣れもあるのだろうが、すごい違和感が。
しかし、ニコンD80もいいところはある。ペンタックスK100Dはファインダーはよいが、シャッターのレスポンスがいまいちで、タイムラグが感じられる。ニコンD80はその点サクサクとシャッターが切れるし、ブラックアウトの時間も短い。これはぜんぜん違う。
ニコンD80、せっかくのファインダープリズムやボディの機械部分なのに、なぜK100D並みのファインダーにならないのだろうか。惜しい。
PCのメモリが壊れた ― 2006年09月04日 00時00分00秒
金曜日の夜にWindows XPのデスクトップマシンが、ブルースクリーン(STOPエラー)頻発状態に陥った。その後、何度目かの再起動時にWindowsが「C:\WINDOWS\system32\ntoskrnl.exeが存在しないか壊れているためWindowsが起動できません。」というので、回復コンソールからntoskrnl.exeを入れなおした。そうしたら本当にまったくWindowsが起動しなくなってしまった。しょうがないので明け方3時半までかかって、修復インストール(*)した。調子を見るためにPCを立ち上げたままにして、ウィルススキャンを掛けたまま寝た。
(*)修復インストールしても既存のデータなどは消えないが、Windowsの一部のインストールした機能がなくなることがある。うちの場合はNetBEUIをインストールしていたのが消えた。うちではLAN内でNetBIOSを使わないで、NetBEUIを使っているのだが、Windows XPは標準ではNetBEUIはサポートされず、XPのインストールCDから自分でインストールしなければならない。またInternet Explorerのお気に入りの並び順が変わってしまった。
【さらに追記】重要なことを書き忘れていた。修復インストールをすると、WindowsのシステムファイルがそのCD-ROMに入っているいわば古いファイルに置き換えられてしまうから、必ず直後にWindows Update(Microsoft Update)をする必要がある。そして、ルータやファイヤーウォールソフト無しでネットに直接つなげるとアップデートしているうちにネットワーク型のウィルス(ワーム)に感染する。ルータなしのモデムだけの場合は必ずファイヤーウォールソフトを導入すること。
土曜の朝7時半に起きた家族が「PCがフリーズしている」というので睡眠3時間半で起きてPCをいじっているうちに、またまたブルースクリーン。
メッセージはSTOPエラーで、最初0x00000050がでてマイクロソフトのサイトでは「原因は不明です」で新しいソフトウェアかハードウェアドライバをアンインストールせよなどと言う。そのうちほかのエラーコードも出て、サウンドドライバを入れなおさせられたり、ビデオドライバ入れなおさせられたりしたが、またブルースクリーンがでる。
そしてブルースクリーンのエラーコードが出るたびに違う(0x0000000A、0x000000D1、0x0000008Eなど)。薄々メモリの故障ではないかと思っていたが、メモリチェックに時間が掛かるらしいのと、再起動後にPCが「ビデオドライバが原因です」などと自信ありげに表示するものだから、メモリチェックを後回しにしていたが、意を決してメモリチェックソフトをダウンロード。しかし、圧縮ファイルを解凍しようとしている最中にまたブルースクリーン。
別のノートPCでやりなおして、フロッピーに書き込んで、デスクトップマシンをフロッピーディスクから起動してメモリチェック。1時間ほどで何箇所かエラーが発見された。うう、最初からメモリのチェックやってればよかった(涙)。マイクロソフトの指示通りにやるとますます深みに嵌ります(キッパリ)。
天気が良かったのに午後は秋葉原でメモリのお買い物(涙)。最初、ヨドバシで買おうかとも思ったのだが、秋葉原でバルク品のメモリだとヨドバシの半額ぐらいなので、秋葉原で買うことに。気に入ったバルク品が見つからなかった場合でも、秋葉原ならヨドバシで買うことも出来るし。
故障前は1GB(512MB×2~デュアルチャネルなので同じものを2枚セットで使う)のメモリだったのだが、Samsung Originalの相性保証、初期不良保証付きのバルク品が予算内だったので、1GB×2の2GBにした。安かったけど、予定外の出費だぁ(涙)。
しかし、PCのメモリって壊れるんだなぁ。メモリが壊れたのは初めて。メモリチェックのフリーソフトがあるぐらいなのだから、壊れる人も多いのだろう。チェックはCPUが高性能なら全部テストしても数時間で終わるはず。エラーがあるときは最後までチェックしなくても故障が明白だから、意外とすぐに結果が出るかもしれない。STOPエラーがでたときはまずこれを使ってメモリをチェックした方が時間が掛からないと思う。
使用したフリーのメモリチェックソフトは、Memtest86というもの。FD用とCD用とがあるので、フロッピーディスクドライブの無い人はCD-Rに焼けば使える。フロッピー使用のほうが焼く手間も掛からないし楽だが、最近のPCはフロッピーディスクドライブがないものが多い。USBのフロッピーディスクドライブがあると便利かもしれない。しかし、使わない人は使わないからなぁ。
Memtest86 - A Stand-alone Memory Diagnostic
フロッピー用は
"Download - Pre-Compiled Memtest86 v3.2 installable from Windows and DOS"をクリック。CD用は"ISO image"とある方。
【追記】
修復作業中に念のため8/31にインストールしたAdobe Photoshop Elements 4.0の試用版をアンインストールしたら、再インストールしても購入しないと使えないみたいだ。1日しか使ってないのに。絶対、Adobe Photoshop Elements 4.0なんか買わないぞ(笑)。
上の写真は記事とは関係ないが、ぱにー様を喜ばせるために(笑)。
ペンタックスK100Dを見て、ニコンを思う ― 2006年09月05日 00時00分00秒
ペンタックス K100D【第8回】往年のマニュアルフォーカスレンズをK100Dで使う(気になるデジカメ長期リアルタイムレポート・デジカメWATCH)
この記事を見て、いいなぁK100Dと思った。ヨドバシで実機を触った感じも、ファインダーは一瞥しただけでニコンD200やニコンD80よりもいいのがわかる。ただ、ペンタックスK100Dは、ニコンD80よりもシャッターレスポンスは悪いしブラックアウトも長い感じでややもっさり感はある。
しかし、ペンタックスK100Dはマニュアルフォーカスレンズで色々遊べるし、なによりもファインダーがいいのでマニュアルフォーカスに不安がなさそうな点がいい。ニコンもこういう普及機出してくれないかなぁ。
色々な記事を見ると、「D80はファインダーがいい」と書かれているが、10万円以上するカメラである。フィルムカメラなら、こんなファインダーで10万円以上したら、ボロクソに書かれるところなのだが、なぜかそう書かれない。そして比べる相手もK100Dとは比べない。フィルムカメラよりもそのほかに金が掛かっているんだろうが、一眼レフなんだからファインダーはしっかりして欲しい。
そして、ペンタックスK100Dのいいところは、
マニュアル露出モードではカメラ内の露出計は動作しないので不便に思うかもしれないが、背面のAE-Lボタンを押し込むと、設定した絞り値まで一瞬絞り込まれ、自動的に最適と思われるシャッタースピードに自動セットされる。いわゆるハイパーマニュアル的な機能が、往年のMFレンズ使用時に利用できるよう配慮されている。
という機能のあるところ。ニコンはD80以下の普及機では非CPUレンズでの露出計作動が一切ない。絞り込み測光すら不可能。Ai連動の機構を入れるのがいやなら、せめて絞り込み測光でも対応してくれればいいのにと思う。デジカメのいいところは、フィルムと違って、どうでもいい画像や結果が思わしくないことが予想されても、「もったいない」と思わずに撮影できることだ。古いレンズではデジカメでニコンの思う基準に達しないかもしれないが、そういう基準以下の画像でも楽しみたいと思えるのがデジカメなんじゃないのか。もちろんフィルムでもそういう楽しみ方があるのだが、デジカメの方がよりチャレンジし易くて向いていると思う。
ニコンはなぜ普及機でこういう色々なレンズで楽しむという楽しみを奪うのか。色々なレンズで楽しむ沼に一回はまったら、古いレンズだけでなく、交換レンズ(特に単焦点)が売れると思うのだが。いまのままでは標準ズームと望遠ズームの暗い方の2本しか買わないユーザーがほとんどなんじゃないか。ニコンはそういう人を相手に商売がしたいのかもしれない。銘玉やユニークなレンズをどんどん生産終了にしているのもその表れかもしれない。
また、無線LAN内蔵のコンパクトデジカメでは、ついに「『COOLPIX CONNECT』サービス開始記念ニコンイメージング会員様限定 Yahoo! BB特別ご優待キャンペーン」などというものをはじめたようだ。Yahoo! BBといえば、開通するかどうかも分からないのに大量の無料モデムを配り、しかも開通しないことに業を煮やして解約を申し出てもなかなか解約しない「回線握り」で、ユーザーを苦しめた業者なので、私には非常に印象が悪い(ADSLの場合、他社に乗り換えるためには前の会社との契約が解消されていないと次の会社で回線接続作業に入れないので、「回線握り」をされるといつまでもADSLが開通しなかった)。
また、当初、近所のYahoo! BBユーザー同士で共有ファイルが丸見えといったセキュリティ上の問題もあった。いまでも無線LANパックなどは非常に低いセキュリティ(または全くセキュリティ無し)で運用されているはずだ。消費者がこういうことに疎いからこそ専門業者はデフォルトでセキュリティ対策をすべきなのに、ソフトバンク系のこの会社は、消費者が疎いのをいいことに手を抜いてコストを下げて、安さだけを前面に出して商売するのである。問題が表面化して騒がれたら仕方なくこっそりと改修するのである。BBモバイルポイントのサイトをみても暗号化などのセキュリティの説明が全然ないのだ。
ニコンはこういう会社と手を組んでやるのか。無線LANで画像転送中に重要な画像が盗まれたり流出するという危険性は考えないのか。非常にニコンらしくないと思う。ニコンは既にルビコン川を渡っているのだろう。それとも三途の川か(笑)。
写真は記事とは関係ないが、江戸東京たてもの園にある子宝湯。カメラ雑誌のテストリポートの被写体としても有名である(笑)。GR DIGITAL + GW-1(21mm相当)、ISO64,1/73sec,F2.4 プログラムAE,-0.3EV
SDカード接触不良? ― 2006年09月06日 00時00分00秒
昨晩、GR DIGITALの内蔵フラッシュを光らせて1枚撮影後、もう1枚撮ろうとフラッシュのチャージを待ってシャッターを切ったら、背面の液晶モニターが真っ黒になった。電源OFFを押したが反応がない。おお、これが噂に聞くレンズ出たまま故障か、と思いつつ、電池が3つのマークのうち2つになっていたので、もう1個の充電済み電池に変えてみようと廊下に移動したら、突然フラッシュが光って撮影された。そして電源OFF動作が始まってレンズが沈胴した。以後何事もなかったように作動。最後の1枚は、タイムラグ7~8秒ぐらいで動作していたわけだ。
それで、その2枚をPCに転送しようとメモリカードの中を見てみると、画像がない。ありゃ、書き損ねたのか。「復元」でメモリカード内を漁ってみるがそれらしき画像はない。うーむ。たしかに2枚は撮影後の確認画像が背面液晶モニターに映っていたんだがなぁ。
はたと気がついて、GR DIGITALからSDメモリカードを抜いて、GR DIGITALをUSBコードで直接PCにつなげてみたら、GR DIGITALの内蔵メモリに2枚の画像が記録されていた。
どうやら、2枚の撮影前にSDメモリカードを抜き差ししたので、接触が悪くて、メモリカードが入っていないとカメラが認識していたようだ。
SDカードは2GBを超える容量のものがサポートされ始めたので、CFカードに置き換わる可能性が出てきた。私は、SDカードは接点がむき出しなのであまり好きではない。ただ、CFカードだったらば、GR DIGITALが今の大きさで実現できなかっただろうから、SDカードで仕方ないと思うが。接点はSDメモリカードの表面よりも凹んだ位置にあるが、汗ばんだ指で触ると接点に触れるような深さだ。SDカードのこういうあまり深く考えていなさそうな仕様がなんか嫌だ(笑)。デジタル一眼レフもSDカード化していくのではないかといわれているが、プロが忙しい現場でメモリカードを差し替えたりするときに接点を触ってトラブルになる可能性がある以上、上級機ではまだまだCFカード優位が続くように思う。
ところで、GR DIGITALの2GBを超えるSDカード(SDHCメモリーカード)の対応はまだなのかなぁ。とはいえ、今使っているPanasonicの高速タイプ1GBで十分満足なのだが。
ライカカメラジャパン、Mデジタル向け6bitコード付きレンズを発売 ― 2006年09月07日 00時00分00秒
ライカカメラジャパン、Mデジタル向け6bitコード付きレンズを発売(デジカメWATCH)
いよいよMデジタルにむけてレンズの準備が整ったようだ。しかし、ひとつ納得がいかないのは、
パッケージデザインが一部変わるほか、現行品と比較して14,700円高くなる。
だ。
現行Mレンズや、生産が終了したMレンズをコード付きバヨネットリングに改造することも可能。改造費は13,650円。受付開始時期は未定。ただし、すべてのMレンズを改造できる訳ではない。
というのは分かる。交換部品や工賃が掛かるからだ。しかし、最初から6箇所のペイントがぼちぽちと塗ってあるのに変わるだけで、14,700円高くなるって、便乗値上げだな。しかもあとから改造する方が安いというのはなんなんだろう。まあライカ使う人はそれぐらいの値上げで文句言ってはいけないのだろう。私には資格なしだ(笑)。
【関連】
Leica M型、デジタル化への布石開始(2006年06月07日)
写真は記事とは関係ないが、旧須田町派出所(通称万世橋交番)。GR DIGITAL + GW-1(21mm相当),ISO64,1/380sec,F3.5,プログラムAE、-0.3EV
ペンタックスK100D、円形絞りに惹かれてM42沼にハマる(デジカメWATCH) ― 2006年09月08日 00時00分00秒
ペンタックスK100D、円形絞りに惹かれてM42沼にハマる(長期リアルタイムレポート:デジカメWATCH)
うーん、いいなぁこの記事、じゃなかった、いいなぁペンタックスK100D。
実は、わたしの一眼レフ初体験は、Pentax SV + Super Takumar 55mm F1.8だったのだ。父親が若いころに手に入れたが、露出計が内蔵されていないので、フィルムパッケージの露出ガイドを頼りに使ってみたものの、使いこなせなくて、押入れに死蔵されていたものだ。専用の外光式露出計なども販売されていたはずなのだが、うちの親父はそんなものを使わずに使おうとしてくじけたらしい(笑)。屋外でネガならあまり問題はなかったのだが、屋内ではアンダー連発で、これならEEのコンパクトカメラ(当時は別の言い方だったが)のほうがきれいに写る、と押入れにPentax SVをしまい込んだのだった。
今はもう手元にないPentax SVとSuper Takmar 55mm F1.8だが、あの梅鉢の金属のピントリングは、懐かしい。私が押入れから救出したときは、ペンタックスは既にKマウントに変更していて、新品でM42マウントのタクマーレンズは手に入らなかったのでショックだったのを覚えている。こどもだから、中古レンズを買うなんて思いも寄らなかったのだ。
うう、K100DでM42沼、危険すぎる(笑)。記事中のSuper Muliti-Coated TAKUMAR 28mm F3.5なんて、別に高級レンズでもないのに、今のレンズと比べたら素晴らしい工芸品じゃないか。上級機K10Dの噂もあるし、ああ、危ない(笑)。
Ai Nikkor 105mm F2.5にHS-14フードをつける ― 2006年09月08日 00時00分01秒
格安で手に入れたAi Nikkor 105mm F2.5だが、非Sタイプなので内蔵フードはなく、フードを手に入れる必要があった。Nikon HS-8やHN-8が当時の適合フードのようだがとっくの昔に生産終了のようだし、またなぜか中古価格が結構高めだ。SHIDA様、その節はHS-8の中古情報ありがとうございました。
それで、現行品のAi Micro Nikkor 105mm F2.8S用のNikon HS-14フードが、Ai Nikkor 105mm F2.5に流用できるらしいので、7月にヨドバシカメラに買いに行ったら、店舗在庫なし・メーカー品切れだったのでメーカーに注文を出しておいてもらった。それが、8月の終わりになってやっと入荷したのだ。
Ai Nikkor 105mm F2.5は、Sタイプの Ai Nikkor 105mm F2.5Sとは違って、ピントリングが太くてむっちりしているので、スプリング式フードHS-14を逆向けにした場合にはまるか不安であったが、まるでAi Nikkor 105mm F2.5用のフードであるかのようにぴったり。ヨドバシで1575円(税込)であった。レンズの値段に比べて高いような気もするが(笑)、HS-8の中古よりは安いので、よしとしよう(笑)。
Carl Zeiss ZFの次のレンズはDistagon T* 2/35 ZF? ― 2006年09月09日 00時00分00秒
PopPhoto.comというサイトの"Speaking Frankly by Herbert Keppler"というBlogの、コシナの小林社長Dr. Winfried Scherle, Vice-President and general manager in the Camera Lens Division of Carl Zeiss AGに対するインタビューの中で、"2/35 ZF for Nikon SLRs"というレンズが、写真入りで言及されている。
http://keppler.popphoto.com/blog/2006/09/speaking_frankl.html#more
3. SLR cameras and their lenses are bigger and heavier, almost twice that of a RF camera and lenses (see picture at right comparing a 2/35 ZM for Zeiss Ikon rangefinder cameras and the 2/35 ZF for Nikon SLRs). This allows you for example to take much more discrete pictures.
これがフォトキナ2006で発表される次期Distagonかどうかは定かではないが、少なくともDistagon T* 2/35 ZFというレンズが試作されていることは間違いない。どうやら、次のレンズはDistagon 28mm F2ではなくてDistagon 35mm F2の可能性が高そうだ。
とほほ、28mm F2と信じていたのに…。Photokina 2006でDistagon T* 2/35 ZFが発表されて28mm F2が当分出ないと分かったら、Ai Nikkor 28mm F2Sを買ってしまいそうだ。頼む、コシナよカールツァイスよ、28mm F2だと言ってくれ(笑)。
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