コダック日本法人、樫村を銀塩系の日本総代理店に ― 2006年05月12日 00時00分00秒
コダック株式会社は、5月11日、加賀電子株式会社傘下の株式会社樫村を、コダックブランドの写真用フィルム、レンズ付フィルム、印画紙等の日本国内における販売総代理店とすることを発表した。
加賀電子グループの(株)樫村、コダック(株)との関係を強化(コダック)
加賀電子グループの㈱樫村、コダック㈱との関係を強化(5/11)(樫村)
コダックは、現デジタル&フィルムシステムズ事業部の当該製品を扱う組織・機能を2006年7月1日より樫村に移管し、コダック事業部として、業務を開始します。
どういう動きなのかよく分からないが、コダック日本法人を縮小してコダック日本法人は銀塩系からほとんど手を引くということだろうか。2005年9月からコダックの代理店をやっているという1年にも満たない実績で販売総代理店にするということは、銀塩販売部門をまるごと樫村に投げて、コダック日本法人はリストラするのだろう。縮小モードが加速したとみるべきか。
コダックの輸入代理店関係は詳しくないのでよくわからないのだが、昔うちの親父が買っていたコダックのフィルムには、日本法人ではなく「長瀬産業」とパッケージに書いてあったような気がする。調べたら、長瀬産業の沿革には「大正12年4月 米国・イーストマン コダック社と取引開始。」とある。いつから長瀬産業でなくなったんだろう。【追記】調べた。コダック日本法人は、1986年6月に米イーストマン・コダック社および長瀬産業株式会社が出資して、 コダック・ナガセ株式会社として設立したものが元のようだ。今は100%米イーストマン・コダック社が出資しているようだが。コダック株式会社:会社概要
PROVIA 400Xやっと使ってみた ― 2006年05月12日 00時00分01秒

4月新発売の富士フイルムのISO400リバーサルフィルム、プロビア400X(略称RXP)をやっと1本使い切った。発売日に買ったものの、なかなか使い切れずにいた。
使ってみた印象は、ぱっと見た感じISO400だと分からなくなったということ。それだけ粒状性が向上した。もちろんISO100のフィルムと比べると違いは分かるし、拡大すると差は顕著だろうが、ルーペでみたりスキャンしているときに「ああ、高感度フィルムだなぁ」とあまり思わなくなった。
色が鮮やかになったそうだが、露出の掛け方やレンズにもよるのだろうが、普通にPROVIAだ(笑)。過度な派手さはないように思う。ただ、PROVIA 100Fに比べて、青みは少ないように思う。ニュートラルな感じ。PROVIA 100Fの全体に青っぽい感じなのは好みではないので、PROVIA 400Xはいい感じだと思う。個人的には、富士のリバーサルには空の青さを求めているので、もうちょっと空が青くてもいいような気がするが。
もうちょっと使ってみないと分からないのだが、PROVIA 100Fではなく、ASTIA 100Fとペアで使ってもそんなに違和感のない常用可能なISO400リバーサルフィルムではないだろうか。マクロ撮影などで実効F値が大きくなってシャッタースピードが稼げないときなどに威力を発揮しそうだ。実売価格がもう少し安いとうれしいのだが。いずれにしてもこんな時代に新規のフィルムを投入してくれる富士フイルムには感謝しなければ。
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