ニコンF3用ファインダーDE-3もカタログ落ち ― 2005年11月29日 00時00分00秒
先日、ヨドバシカメラで2005年11月1日付のニコン(厳密には、株式会社ニコン・ニコンカメラ販売株式会社連名)のプライスリストを入手して気付いた。ニコンF3用のハイアイポイントファインダーDE-3が載っていない。このDE-3は、2000年にニコンF3の製造中止を発表した時に、「生産完了後6年間は販売します」と宣言したアクセサリーだ。アサヒカメラ2000年11月号196頁から引用しておこう。
赤城 F3専用のアクセサリーも整理されてしまうのではないですか。
広瀬 販売の推移を見させていただきながら個々について検討することになります。ただし、今、2品目については、はっきり申し上げることができます。
赤城 それは?
広瀬 ハイアイポイントファインダーDE-3とモータードライブMD-4に関しては、F3が生産完了しても6年間は販売を続けていくことが決定しています。
「赤城」は、写真家の赤城耕一氏、「広瀬」は、ニコンカメラ販売(株)販売促進部課長代理(当時)の広瀬一夫氏。なお、(株)ニコン 映像カンパニー第一開発部ゼネラルマネージャー(当時)の後藤哲朗氏も同席している。
ニコンは、継続販売を明言したアクセサリーでさえ前言を翻すのだから、他の何の言質も取られていない製品については、推して知るべし、なのだろう。売れなくなってしょうがなしに前言を翻すのもありだと思うが、その場合何らかのアナウンスが必要だと思う。なお、ニコンF3の生産終了は2001年とされている。
ニコンF3用接眼目当てDK-4の正しい付け方 ― 2005年11月29日 00時00分01秒

ニコンF3用接眼目当てDK-4には、ゴムの部分と謎の金属リング(固定リング)がついている。この固定リングの取り付け方が付属文書で詳しく書かれていないために付け方を間違っている人が多いようなので、ここで詳説したい。
固定リングは購入時には、ゴムの接眼目当てに装着されている。しかし、アイピースや接眼補助レンズ(視度補正レンズ)を接眼目当てに取り付けるために一旦取り外すと元の状態がわからなくなる。元の装着状態をよく観察していれば気付くのだが、ゴムの接眼目当てに溝が切ってあってここに固定リングの径の小さくなった部分が嵌る。アイピースを取り付けた接眼目当てに固定リングをかぶせるだけでは足らず、もっとぐっと溝まではめ込むのである。
そのように装着しないと、固定リングがファインダー側に直接接触してファインダー側が傷になるし、なにより金属であるからすべってすぐに接眼目当てがゆるんでくる。正しく装着した場合、ファインダー側に接触するのは金属の固定リングではなく、接眼目当てのゴムの方である。写真が小さくて見にくいかもしれないが、固定リングの上の方にゴムが顔を出しているのがわかるだろうか(ほこりが多くてすまん)。
ネット上で、すぐに外れる、とかファインダーに傷がつくとか、流用した場合にボディに傷がつく、とか言っているのは、付け方を間違っていると思われる。ゴムの部分がファインダーに接していれば、手で強くねじ込むだけでかなりの摩擦になり、簡単には緩んでこない。
なお、F3用の接眼補助レンズには、アイピースと違ってゴムが周囲についていないが、これはアイピースのゴムを外して接眼補助レンズに付けることができる。DK-4の説明書にアイピースのゴムが外れることが書いてなければ気付かないところであった。
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