QuickTimeに複数のセキュリティ・ホール ― 2005年11月07日 00時00分00秒
QuickTimeに複数のセキュリティ・ホール,Mac版とWindows版の両方が影響を受ける(日経IT Pro)というので、QuickTime 6.5.2(for Windows)からQuickTime 7.0.3(for Windows)にしてみた。
ところが、Quicktime Playerの設定で、"新しい Player でムービーを開く"のチェックボックスをはずしても、 Playerを開いたまま別のムービーを開こうとした場合、新しいPlayerウィンドウが開いて再生されてしまう。何度か再インストールしてみたが、直らなかった。これは非常に使いにくい。検索してみるとこの多重起動は自分だけではないらしい。
QuickTime 6 Proを購入していた人は、QuickTime 7をインストールするとProを再購入しなければならなくなる点に注意。
また、QuickTime 7ダウンロードサイトの「ダウンロード開始」は、QuickTime 7とiTunes 6がセットになったものなので、iTunes 6を入れたくない人は右下のQuickTime Player単体でのダウンロードの方をクリックすること。QuickTime 7 for WindowsはXPと2000にしか対応していない点も注意。結局98/MEの人は、今回のセキュリティホールを回避できないことになる。
今回のセキュリティホールの回避策がQuickTime 7.0.3にすることしかないのは問題ではないか。個人的にはもはや98/MEは使っていないが、上記不具合があるので、できればQuickTime 6の修正版をだしてほしい。上記記事をよく読むと、Windows版では脆弱性を確認したバージョンは7.0.Xだけで、「これら以前のバージョンも影響を受けるだろうとしている」なので、Windows版の6.5.2はバージョンアップする必要はなかったのだろうか。そうであるなら6.5.2に戻すのだが。
ニコンAS-7ひっそりと販売終了 ― 2005年11月07日 00時00分01秒

ニコンF3用ガンカプラーAS-7がニコンオンラインショップでひっそりと販売終了になっている。 販売終了は少し前に気付いていたのだが、昨日「大失敗」をしてあらためてAS-7の必要性を感じた。
その「大失敗」というのは、フィルムがきちんとスプールに装着されないまま1本フィルムを撮ってしまったというものだ。 こんな失敗は初めて。…鬱だ。お恥ずかしい。 今回の失敗は、スピードライトSB-30を買ったので、そのTTL調光とF3のスポット気味の測光の相性を調べようとしていて犯してしまった。 モータドライブMD-4を装着して、フィルムをちゃんと装着したつもりで、最初の空写しはモータードライブ側で行った。 これがよくなかった。一応フィルム巻き戻しクランクは動くのである。 それで安心して、フィルム巻き戻しクランクの上に、TTLガンカプラーAS-17を取り付けてしまった。 以後36枚までほとんどAS-17をつけたまま撮って、37枚を過ぎてもまだ巻き上げできるので異変に気づいた。 AS-17を外して、巻き上げてみると、巻き戻しクランクは回転しているが、半回転ぐらいしかしていない。 「しまった。装填ミスだ。」と思ったときには、後の祭り。 フィルム装填時は、MD-4で空写しせずに手巻きにしておけばミスに気付いたはずである。今回の場合、巻上げとクランクの動きが一致していなかったから。
ニコンF3は、ストロボのシューがニコン独自規格でしかも巻き戻しクランクの根元にある。
スピードライト(ストロボ)を使うためには、独自規格の根元を持つスピードライトかAS-4を巻き戻しクランク上につける必要がある。
これが、巻き戻しクランクで正常にフィルムが送られているか確認していた人には不評で、そこで販売されたのがAS-7であった。
AS-7をつけると、巻き戻しクランクはスピードライト使用時でも見えるし、使える。さらにISO規格の足を持つニコンのスピードライトでTTL調光できるようにしたのがAS-17である。しかし、AS-17はAS-4のように巻き戻しクランクにかぶさってしまう構造になっている。
詳しくは、拙サイトのNikon Flash Unit Coupler AS-7,AS-17で。
そして、「巻き戻しクランクの回転で正常にフィルムが送られているか確認できない」という不評は的を得て的を射ているな、と恥ずかしながら感じた次第。
そこで、しばらく使ってなかったAS-7を引っ張り出してきた。SB-30なら小型軽量なのでAS-7 + AS-17の2階建てでも問題ないだろう。 AS-17は新品で買ったものだが、AS-7は3年位前に四谷3丁目の某店で中古で500円ぐらいで買った。
この大事なAS-7が販売終了とは。ISO規格の足を持つスピードライトでもTTL調光が可能なAS-17で十分ということなのだろう。 まあ、本体発売開始後20年以上もしてから、新規のアクセサリーAS-17を出してくれるニコンもすごいのだが、AS-17だけではAS-7の機能は代替出来ないので残念だ。
Ai Nikkor 35mm F2Sも販売終了! ― 2005年11月07日 00時00分02秒

なんとニコンオンラインショップを見ていると、Ai Nikkor 35mm F2Sも販売終了だ。広角レンズは品切れ中なだけで、販売終了になるとは思わなかった。この分だと品切れ中のものはそのまま販売終了に、残っているMFニッコールレンズも全部なくなりそうだ。
とすると、以前に戴いた有力情報はどうなるのだろうか。MFレンズを辞めるつもりはないと聞いていたのだが。いい方向に情報が真実だったとすれば、新MFニッコールレンズが再ラインナップするのか。しかし、それは考えにくい。有力情報を戴いた時点では、MFニッコールレンズは一部生産中止のつもりであったのが、その後方針が変わったのか。京セラのCONTAXがそんな感じであった。縮小して存続のつもりが、結局上のほうの判断で、全部終了になった。ニコンはそうあって欲しくないのだが。何もアナウンスがないのがもどかしい。
MF特有のスペックのものは残るとか、RoHSに当たるものだけ終了とか、楽観的に考えてきたけれども、もうMFニッコールレンズは終了したと考えることにしよう。とほほ
まとめ
●ニコンが公式に製造中止を発表したもの
Ai Nikkor 45mm F2.8P
●ニコンオンラインショップで販売終了が宣言されたもの
Ai Nikkor 18mm F3.5S
Ai Nikkor 28mm F2S
Ai Nikkor 35mm F2S *
Ai Nikkor 85mm F1.4S
Ai Nikkor 105mm F1.8S
Ai Nikkor 105mm F2.5S
Ai Nikkor 135mm F2S
Ai Nikkor 135mm F2.8S
Ai Nikkor ED 180mm F2.8S
*は今回販売終了に加わったもの
●販売リストから消えたもの
Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
●品切れ中(2005年11月7日13時30分現在)のMFレンズは、
Ai Nikkor 15mm F3.5S
Ai Nikkor 20mm F2.8S
Ai Nikkor 24mm F2.8S
Ai Nikkor 28mm F2.8S
Ai Nikkor 50mm F1.4S
●現行品として在庫のあるもの(2005年11月7日13時30分現在)
Ai Nikkor 24mm F2S
PC Nikkor 28mm F3.5
Ai Nikkor 35mm F1.4S
Ai Nikkor 50mm F1.2S
Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S
PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S
Ai Micro Nikkor 200mm F4S (IF)
Reflex Nikkor 500mm F8 (New)
Reflex Nikkor 1000mm F11
以上
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