ニッコール千夜一夜物語 ― 2005年10月19日 00時00分00秒
ニッコール千夜一夜物語といえば、ニコンのHPの中でもマニアックなページとして有名だが、これが朝日ソノラマから出版されていたので、買ってみた。
9月に発行されていたようなのだが、朝日ソノラマのサイトにはまだ載っていなかったりする。 書籍の方には、まだニコンのサイトでは掲載されていない、Ai Nikkor 35mm F1.4SとAi AF Nikkor 28mm F1.4Dの記事が掲載されている。 もっとも、この記事はニッコールクラブ会報「NIKKOR CLUB」に掲載されていたものを遅れてニコンのページで公開していたものなので、ニッコールクラブの会員のひとは既に目を通しているはずである。 書籍の方は、ニコンのHPのものにさらに加筆修正されているので、興味ある人は買ってもいいと思う。 書籍の方だと、満員電車の中でも「ニッコール千夜一夜物語」が読めるぞ(笑)。
「あとがき」には、ニッコール千夜一夜物語はこれでおしまいというわけではなくて、ニッコールクラブ会報やニコンのホームページで連載を続けていくつもりであることが書かれている。
朝日ソノラマは、朝日新聞の子会社らしいのだが、アサヒカメラ(これは朝日新聞社刊)に以前、「カメラ関係の書籍を出版するのに、朝日新聞社本体から出版するのは憚られるので、別会社を作って出版した」といったようなことが書かれていた記憶がある。朝日ソノラマの初代社長もアサヒカメラの元編集長だったように書かれていた。たしかに朝日ソノラマのサイトを見ると、朝日新聞の社風とは違うなぁ(笑)。
クラシックカメラ選科 クラシックカメラレビューとクラシックカメラ選書は、要チェック。ニコン関係ではほかに、『(34)ニコンカメラ I型からSP-Limitedまで』や『(24) ニコンファミリーの従姉妹たち』などがある。
ニッコール千夜一夜物語
レンズ設計者の哲学と美学
著者:佐藤治夫、大下孝一
発行所:株式会社 朝日ソノラマ
ISBN4-257-12045-2
定価:1900円+税
コシナ、フォクトレンダーSLレンズも生産終了? ― 2005年10月19日 00時00分01秒
銀座のレモン社のHPでコシナのフォクトレンダーSLレンズシリーズが生産終了と書かれている。最近SLレンズの安売りが一部で始まっていたようなのだが(*)、生産終了は本当なのだろうか。
*レモン社は逆輸入でもともと安かったが、今回は中野のFヤカメラや終了した某中古カメラ市などの方がもっと安い。レモン社はそんなに価格が下がってない。レモン社の逆輸入品は1年間のメーカー保証が付かず、販売店の6ヶ月保障である点も注意。Fヤカメラのものは、メーカー保証付きのようだ。
コシナのページは2005年8月18日現在で「ニコンAi-sとM-42マウントは通常生産しております。」とあるのだが。
まだ確定したわけではないが、なんだかどんどんマニュアルフォーカスレンズがなくなっていくなぁ…。 欲しい人は、今のうちに安いところで手に入れておいたほうがいいかもしれない。 上記の中野の店なんか、マクロアポランターが定価の半額ですよ…トホホ
Voigtländer Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SL(Haniwaのページ)
【追記】
コシナのサイトで、まだ通常生産であることがアナウンスされた(2005年11月21日付)。
コシナ、フォクトレンダーSLレンズまだ大丈夫
しかし、レモン社のサイトの「生産終了」は訂正されていない。製造元が通常生産中だとして在庫状況も公開しているのに、根拠も明らかにせず生産終了として煽るのはいかがなものか。しかも逆輸入で製造元の保証なしのものを。
最近のコメント