ネット通販は店舗で買うより優秀? ― 2005年05月17日 00時00分00秒
私はたまにしかネット上で買い物しないのだが、最近トリップトラップチェアという椅子をネット通販で買った。
最初は、近くのデパートで買うつもりでデパートに行ったら、現品の展示はあるのだが、納品は注文後1週間から10日掛かると言う。値段はもちろん「正規」代理店の定価そのままである。
そこで、買わずに家に帰ってネットで検索してみると、随分と安い店があり、しかも納期は注文後翌日または翌々日だという。このトリップトラップという椅子は、北欧材を使ったいい椅子だが、「高級品」というよりは「きちんとした造りの実用品」で、むしろこの広島にあるお店の方が「適正」価格のような気がする。カメラでいえばNikon FM3Aみたいなものか(笑)。
結局、デパートでは買わず、そのお店で買ったのだが、値段は気にしていなかったので、デパートで納期が1週間と言われなければその場で買っていただろう。デパートというのは、価格が気にならないだけでなく、納期も気にならない階層の人が使うものだな、と実感した。デパートの売り上げが伸びないというけれども、裕福な階層の人が増えているわけではないので、売り上げが伸びなくて当然のような気がする。安ければいいという風潮は、デパートみたいな店舗を淘汰してドンキ○ーテみたいな店を増殖させてしまうので私は賛成しないのだが、デパートももう少しなんとかならないものだろうか。
ちなみにそのデパートでは「ここにない色だと、船便で4ヶ月で届きますよ。」と言われて絶句してしまった。DELLのBTO(Built to Order)のパソコンが注文してから製造(といっても組み立てだが)して中国から5日で届いたのと大違いだ。
同じようなことが、本にも当てはまる。何かちょっと専門的な本とか、いい絵本なんだけど超ベストセラーじゃない絵本とか、近くの大きな本屋さんに行っても在庫がない場合がある。取り寄せてもらうと2週間掛かるという。しかしamazon.comに行けば、2日で手に入るということがある。何かが間違っているような気がする。こういうアンバランスが解消されないと、ますます雇用が減り、景気回復もうまくいかないような気がする。
最近のこどもと一眼レフデジカメのファインダー ― 2005年05月17日 00時00分01秒
blog始めたのに、カメラの話題がなかったのでもうひとつ(笑)。
最近、親戚や知り合いの子供の写真を撮ってあげると、シャッターを切った直後にこどもが駆け寄ってくる。駆け寄って来て何をするのかというと、カメラの背面を覗き込むのだ。デジカメに慣れたというより、デジカメしか知らないこどもたちは、撮影したらすぐに背面の液晶でいまさっきの画像を確認したいらしい。
しかし、困った。私は通常ニコンのフィルム一眼レフを持ち歩いているので裏蓋にはせいぜい日付写し込み用の細長い白黒液晶しかない。「ごめんねー、フィルムカメラだから撮った画像はすぐに見られないんだよ。」というと、こどもは怪訝そうな顔をする。
私も、撮ってすぐに画像が確認できる一眼レフデジカメが欲しいと思うことがある。だが、廉価な一眼レフデジカメはファインダーがアレなので、ピントが確認できない。ピントが確認できないなら、もっとコンパクトなデジカメで十分とも思うのだが、安いコンパクトデジカメは広角側が焦点距離35mmや38mm相当なので、28mmを使い慣れた自分にはなんかしっくりこない。28mm相当に対応したコンパクトデジカメは廉価な一眼レフデジカメと同じかそれ以上に高い。結局、ピントが確認できるような一眼レフデジカメはニコンの場合かなりの値段がする。
D70が、後継のD70Sやさらに廉価版のD50の発売でかなり安くなったとはいえ、ピントの確認できない一眼レフというのは、どうも納得がいかない。一眼レフは撮影レンズを通してファインダーでピントと構図が確認できるのがメリットで、そのメリットと引き換えに大きなボディと大きなレンズになってしまっている。しかしニコンの廉価版一眼レフデジカメは、そのメリットであるファインダーのピント確認がきちんとできないのに、図体だけは一眼レフなのである。
まだまだ、一眼レフデジカメは遠い存在だ…
こどもを撮ってあげるときは、携帯電話のカメラの方でも撮って、そちらを見せよう…。
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